
マンションの売却は「大変」というのを耳にされた方もいるのではないでしょうか。
これは、マンション売却が初めてという方が多い中で、内覧の準備や対応、書類の準備、さらには売却後の確定申告など、慣れない作業が次々と発生するためです。
しかし、コツをつかむことでその負担を軽くすることができます。
本記事では、マンション売却が大変とされる理由を取りあげ、負担を軽減してスムーズに売却を進めるための具体的な方法をお伝えします。ぜひ最後までお読みいただき、不安を解消してください。
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マンション売却が大変といわれる理由5つ

マンション売却には多くのステップがあり、初めて売却する方にとっては、大変と感じる場面が多いものです。本章では、売却準備や内覧対応、必要書類の準備など、マンション売却が大変とされる主な理由を5つに分けて解説します。
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不動産売却編 不動産売却の流れ【いっしょに不動産Vol.9】
売却に関する知識が必要
マンション売却には、ある程度の「売却のための知識」が必要です。
売却の流れが理解できていないと、次に何をするかで戸惑うことが多くなります。さらに、売却過程では専門用語や法律に関する知識が出ることも多く、現状や売却のステップを正しく把握できているのか不安を感じるでしょう。
また、売却のタイミングや価格設定についても判断が難しく、「これでよいのか」と迷いが生じることがあります。知識が不足していると、不安が積み重なり、売却活動全体がスムーズに進みにくくなります。
必要書類の準備が多い
マンション売却には多くの書類を準備する必要があり、それが負担になることがあります。
具体的には購入時の契約書や住宅ローン関連書類、管理規約や修繕履歴など、購入時からの書類が必要です。書類を探すのに時間がかかる場合や、見つからないケースもあり、大きなストレスになるかもしれません。
万が一、書類が見つからない場合は、早めに不動産会社に相談し、再発行の手続きや代替となる書類の準備を進めましょう。
売却準備と内覧の対応が必要
マンション売却の際、内覧対応と準備が負担になる方が多いようです。
まず、居住中の売却では、プライベートな空間が不動産サイトに掲載されるプレッシャーがあります。
そして、購入希望者が訪れる内覧では、事前の掃除や気疲れや緊張感も避けられません。さらに、平日仕事をしている場合、内覧のスケジュール調整に苦労するケースもあります。こうした準備と対応は、売却活動を進める上で、大変と感じる大きな課題となります。
売却期間が長引く可能性がある
マンション売却では、すぐに買い手が見つかるとは限らず、売却期間が長引く可能性があります。スムーズに進んでも物件が売れるまでに3~6か月ほどかかりますが、これを長く感じる方も少なくありません。
内覧者が訪れても成約に至らないケースが続くと、「本当に売れるのか」という不安が募ることもあります。さらに、売却が長引くことにより、繰り返される内覧対応が負担となり、精神的に疲れてしまうかもしれません。こうした長期戦に備え、計画的に進めることが大切です。
売却後も手続きが残る(確定申告)
マンション売却は契約が完了しても、終わるわけではありません。
売却後には、引っ越しや、引き渡しがあります。さらに、確定申告が必要となり大変と感じる方も多いといえます。売却益が発生した場合には、譲渡所得税の計算や支払いの必要があり、普段することのない税務手続きを行わなくてはなりません。税金を支払うという計算ですし、慣れていないこともあり面倒に感じられるものです。
確定申告を自分で行うのが大変な場合は、税理士に依頼して負担を軽減することもできます。売却後の手続きも視野に入れて計画を立てることが大切です。
マンション売却の大変さから脱却するコツ

マンション売却の大変さは、工夫次第で大幅に軽減できます。不動産会社の選び方や内覧対応の効率化、専門家の活用など、負担を減らしながらスムーズに売却を進めるためのコツを解説します。
不動産会社の選び方を工夫する
マンション売却をスムーズに進めるためには、売却活動をサポートしてくれるパートナーである不動産会社選びが非常に重要です。信頼でき丁寧な対応をしてくれる会社を選びましょう。マンション売却の実績が豊富な会社であれば、売主が抱える不安や疑問点を理解しています。先回りしてそれらを解消しながら売却を進めてくれるため、負担を軽減できます。
また、担当者との相性は大切なポイントです。税金対策や特例の活用が必要な場合には、その分野に詳しい担当者がいるかどうかも不動産会社を選ぶ際の基準となります。
不動産会社と担当者選びで、売却の大変さと売却結果は大きく変わることを理解しておきましょう。
書類や知識は専門家を頼る
昼間仕事をしている場合や、外出しにくい状況であれば、役所に行って書類を揃えるのも大変です。費用はかかりますが、登記関連の書類は司法書士が準備できますので、スムーズに書類を整えるためにも依頼を検討してみましょう。
また、税金を軽減できる控除の相談や確定申告を税理士に任せることで、調べたり書類を作成したりする自分の手間を大幅に省けます。
プロに相談することで、売却に関する複雑な手続きを正確に進められるのは大きなメリットといえます。
内覧対応を効率化する
内覧対応を効率化することで、マンション売却の負担は大幅に軽減します。
内覧希望者の受付やスケジュール調整は、不動産会社がしてくれますが、内覧に来てもらえる日を事前に調整して伝えておくと、毎回調整する負担を減らせます。
さらに、内覧当日の準備と応答をマニュアル化しておくのもおすすめです。掃除のチェック表があれば漏れなくきれいにできますし、内覧者からの質問を想定して、答えを考えてかき出しておきましょう。もちろん、マンションの良いところも話せるようにメモを作りましょう。
また、内覧開始前にはハウスクリーニングを利用し、プロの手で掃除を行うことで、きれいな室内を内覧してもらえます。
内覧準備を効率的に行うことで、対応の負担を減らしながら成約につながる対応を目指せます。
適切な査定と売却価格の設定で売れ残りを防ぐ
マンション売却で売れ残りを防ぐためには、適切な売却価格の設定をする必要があります。
まず、複数の不動産会社に査定を依頼し、物件の適正価格を把握しましょう。また、インターネットなどを使って、地域の競合物件や同じ建物内に売却物件がないかを確認することも重要です。
もし近隣で競合となる物件がある場合は、不動産会社と相談して、自分の部屋の強みや特徴を明確にしましょう。階数や眺望、リフォーム歴、部屋の状態、インスペクション(住宅診断)など、購入希望者にアピールできるポイントを作っておくことは他の物件との差別化につながります。
「買取サービス」利用なら大変さは激減
早く楽に売却したい場合は、不動産会社の『買取サービス』を活用するという選択肢があります。
買取サービスを利用すると、短期間で売却が完了するだけでなく、内覧対応が不要になるという点が大きなメリットです。物件を見に来るのは不動産会社のスタッフだけなので、内覧の準備や対応に悩まずにすみます。
依頼から買取価格の提示までは数日というスピードで対応してくれる不動産会社もあります。手続きもスムーズに進められるため、忙しい方で負担を軽くしたい場合や、早く現金化したい方にとって最適な方法です。
物件の内装が汚れていて、内覧時のイメージが悪いなどの場合にも検討してもよいかもしれません。ただし、買取価格は市場価格より低くなりますので、ローンの一括返済の必要がある場合などは十分な検討が必要です。
マンション売却時に内覧の大変さを減らすコツ

居住中のマンションの売却で、内覧対応の負担を軽くする方法をご紹介します。掃除や片付け、スケジュール調整など内覧を楽に進めるための具体的なコツを押さえておきましょう。
掃除や片付けの負担を軽減する
内覧に向けた掃除や片付けは、専門業者に依頼すると負担を軽減できます。
掃除が気になる場合は、内覧開始前にハウスクリーニング業者に依頼することで、自分では落とせない汚れもプロの手できれいにしてもらえます。内覧期間中は、そのきれいな状態をキープすればよいのです。
費用は掃除箇所や物件の状況によりますが、5万円~20万円程度が目安で、空き家の場合はさらに安くなります。
掃除ではなく、片付けが気になるという場合は、家事代行業者に依頼することを検討してもいいでしょう。専門家に頼ることで、ストレスをためることなく、効率良く内覧準備を進められます。
内覧スケジュールを調整するコツ
内覧スケジュールを上手に調整することで、売却活動をスムーズに進められます。
内覧は購入希望者が購入を決めるポイントになるため、可能な限り柔軟に対応することが理想です。不動産会社と事前に内覧可能な日程を打ち合わせ、どうしても日程が合わない場合のみ個別で調整することにしておくと、スケジュール調整がスムーズになります。
売却を急ぐ場合は、融通をきかせて内覧希望者への対応が必要になることを、覚悟しておきましょう。
内覧時は好印象を持てる空間づくりを
内覧時には、購入希望者に良い印象を与えましょう。
掃除や片付けでは、生活感を消すのがポイントです。玄関に靴が散乱していたり、洗濯物や布団が出ていたりといった状態は避けましょう。「ここで暮らせば素敵な生活が送れる」と思える空間づくりが大切です。
室内を明るく清潔に整え、好印象を与える環境を整えることで、内覧者はそこに住む自分をイメージし、購入を前向きに検討したいと思うでしょう。
内覧者から質問を受けた際には、売主としてではなく住民目線で物件の魅力を伝えます。日光や風通し、近隣の買い物の便利さなど、実際に住む上での利便性をアピールすることで、購入希望者に物件の価値をより感じてもらえます。
内覧なしで売却する方法を検討(映像を活用)
内覧対応が大変と感じる場合は、事前に写真や映像を撮影することで対応することも考えられます。
内覧対応の手間やストレスがなく、スケジュールの調節や希望者があるたびに掃除をしなくてはならないという負担が省けます。内覧希望者が売主に話を聞きたい場合は、オンラインの会議ツールを活用すればよいでしょう。
ただし、購入する物件は自分の目で見て、広さや状況を確認したいと思うのが人情です。早期の売却を目指す場合はやはり、内覧に来てもらうことをおすすめします。
売却活動前の引っ越しなら内覧の負担はなくなる
マンションの売却活動開始前に引っ越しをすませ、空き家の状態で売り出すと、内覧が格段に楽になります。毎回掃除や片付けをしなくてすむだけでなく、不動産会社に内覧を任せられます。
空き家の状態で撮影した写真は、家具や生活用品が写り込まず生活感がないため、購入希望者に物件そのものの魅力が伝わりやすい点もメリットでしょう。
可能であれば、売却前の引っ越しを検討することで、売却活動を効率的に進められます。
売れない場合は価格設定と時期を見直す

長期間売れないまま、内覧だけが入り続ける状態は、大変さが募ります。不動産会社と相談して、価格設定と売却時期を見直してみましょう。地域のマンションの売買価格と比べて高すぎる価格設定ではないかを再検討し、価格設定をし直すことも大切です。
マンションを探す人が増える時期は、春の移動時期の3月、夏休み前の7月、秋の移動時期である9月です。売れやすい時期を狙って、市場に出せば短期間で売却が進む可能性が高まります。
適切な価格と売却時期を設定し直すことで、効率的に売却活動を進められます。
マンション売却をスムーズに進めるための7つの注意点

マンション売却がスムーズに進むと、大変だった苦労も報われます。そのためには、いくつかの注意点を押さえておきましょう。
・専門用語などわからないことは遠慮せず質問する ・売却時の費用(仲介手数料、印紙税、譲渡所得税など)を事前に把握する ・税金を押さえるための方法(特例・控除の活用)を売却前に検討する ・自分で書類の準備や掃除が無理だと思ったら割り切って専門家の手を借りる ・売却活動中のトラブルを防ぐ(契約書は十分に確認する) ・不動産会社や内覧者、買主などに曖昧な情報を伝えない ・売却代金でローンを完済できるか事前にしっかり計算し計画を立てる |
マンション売却では、媒介契約を結んだ不動産会社が、心強い味方になってくれ大変さを軽減する手助けをしてくれます。まずはしっかり相談し、これらの準備と確認をすることで、売却をよりスムーズに進められるでしょう。
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マンション売却でお悩みならウスイホームへご相談を

マンション売却をご検討中の方は、ぜひウスイホームにご相談ください。1976年の創業以来、横須賀・湘南・横浜エリアを中心に地域密着型のサービスを提供し、多くのお客様の売却を成功に導いてきた実績がございます。
神奈川県内に特化した独自のノウハウと広いネットワークを活かし、早期の売却を実現するお手伝いをいたします。初めての売却で不安な方にも安心して進めていただけるよう、丁寧にサポートいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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マンション売却の大変さを軽減して、短期でスムーズな売却を

マンション売却は「大変」と感じることも多いのですが、適切な工夫と計画で負担を大幅に軽減できます。
居住中の売却では、不動産会社と相談し無理のない内覧を計画的に進め、空き室であれば、しっかり打ち合わせをして不動産会社に対応を任せましょう。自分で売却準備をすることに限界を感じたら、書類の準備は司法書士に、掃除などはハウスクリーニング業者に依頼することも可能です。マンション売却の負担を減らして、大変さと不安を軽減し、短期間で理想的な結果を目指しましょう。
監修者 海沼 仁(カイヌマ ヒロシ) 【経歴】 ウスイホーム株式会社 取締役。 大学時代は不動産評価論を専攻。 卒業後、1997年にウスイホーム株式会社入社。売買仲介部門の新人賞を受賞。 2001年、新店の上大岡店店長に就任。以降、各店店長を歴任。特に新店舗の立ち上げを得意とし、後にエリアマネージャーに抜擢される。 2012年より取締役に就任。主に横浜、湘南エリアでの商圏拡大に尽力している。 地域貢献活動にも力を入れ、2021年には創業45周年を機に、SDGs推進に取り組む「ウスイグループSDGs宣言」を制定。 地域密着型営業で築き上げてきた不動産業界のキャリアと実績から、顧客の信頼も厚く、幅広い人脈を持つ。著名人・有名人からの相談や紹介も多い。 【資格】 宅地建物取引士 CPM(米国不動産経営管理士) 日本RSP協会 不動産仲介士 試験問題監修委員 |
執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム 1976年に神奈川県で創業。お客様と地域の発展のため、住宅に係わるあらゆるお手伝いをさせて頂いております。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、新築戸建てや中古戸建てを検討・購入する際に役立つ最新情報を発信しています。 お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact |