地域の魅力

自然・都市・多様な文化の〝ごちゃまぜ〟が魅力の横須賀のエリア別おすすめスポット

公開日: 最終更新日:

古くから軍港都市として栄え、ペリー来航の地としても知られる横須賀市。海に囲まれた自然や食も魅力の一つで、それでいて都心へのアクセスも良さも兼ね備えた街です。

【ウスイホーム取り扱い横須賀周辺の物件】
横須賀の新築戸建て
横須賀の中古戸建て
横須賀の中古マンション
横須賀の土地

【横須賀で不動産売却をお考えの方へ】
横須賀市の戸建て売却
横須賀市のマンション売却
横須賀市の土地売却

穏やかな気候と食と自然半島暮らしは都会と田舎がバランス良く共存

神奈川県南東部に位置し、肥沃な大地と海に囲まれた街

横須賀の位置図

横須賀市は三浦半島の中心部に位置し、その大部分を占めています。東は東京湾、西は相模湾に面し、横浜・逗子・三浦・葉山と接しています。大楠山や武山などの丘陵地に囲まれ、海と山の両方の魅力を味わえる街です。
新鮮な「よこすか野菜」や旬の魚介類、肥沃な大地と良質な漁場が生む食の魅力も横須賀ならでは。
年間を通してイベントも豊富で、よこすか海軍カレーの名店が集う、よこすかカレーフェスティバルや夏には、よこすか開国花火大会、市内各所からみこしや山車が練り歩く、よこすかみこしパレードなどが開かれます。アーバンスポーツで横須賀を盛り上げる機運も高まっています。平成町にある、うみかぜ公園にはスケボーやBMXなどを楽しめる環境が整備され、話題の新カテゴリーであるパルクールやBMXの大会を誘致しています。

明治時代には軍港都市として発展、千代ケ崎砲台跡や猿島など当時を物語る戦跡も健在

猿島内の遊歩道

1853年、ペリー来航を皮切りに日本の近代化を支えた技術や建造物の拠点となった横須賀。
明治時代には東京湾防衛のため、千代ヶ崎砲台や東京湾唯一の無人島である猿島の猿島砲台などが造られました。これらは近代の軍事施設に関する遺跡として2015年、日本で始めて国の史跡に指定されました。
造船の街としても栄えた横須賀市。1865年に建設が始まった横須賀製鉄所は現在の米海軍基地内にあり、フランス人技師の力を借りながら工業施設として発展し、近代日本の発展の礎となってきたのです。1899年には、現存する日本最古のレンガ造りドックで日本では浦賀にしか残っていない浦賀ドックが完成。以来閉鎖する2003年まで貨物船や駆逐艦、連絡船など約1,000隻もの艦船を建造してきました(現在はイベント日のみ一般公開)。
終戦後、横須賀市には米軍基地が置かれた影響で、汐入のドブ板通りでは、アメリカと日本の文化が融合した街に。
このように開国から実に多くの文化や文明が取り入れられてきた〝ごちゃまぜ〟を現在でも市内各所で味わうことが出来ます。

鎌倉・湘南にも足を伸ばせるJR線と都心まで約1時間の京急線

京浜急行線横須賀中央駅東口

横須賀市の住みやすさのひとつに、都会的な要素を残しながら、都心からは離れすぎないということが挙げられます。京浜急行線では追浜駅から南は津久井浜駅まで14の駅で構成されており、その多くの駅から都内まで1時間圏内でアクセスできます。
横須賀最大の繁華街にある京浜急行線の横須賀中央駅から品川駅まで快特で約50分、横浜駅まで特急なら約30分です。横須賀中央駅からは少し歩きますが、JR横須賀線の横須賀駅からは逗子まで約10分、鎌倉までへ約20分と、主要都市の都内や横浜、鎌倉・藤沢方面にも気軽に足を運べます。

豊富な自然、多様な文化が交錯

再開発進む横須賀の玄関口「追浜」エリア

京浜急行線追浜駅から望む東口

横浜駅まで京浜急行特急利用で20分の追浜駅は、駅付近から続く商店街、工場・研究施設などがあるバラエティーに富んだエリアです。駅南西方面にある鷹取山を経由して逗子まで続くハイキングコースは四季を通して豊かな自然を味わえます。一方、駅の東方面には、横浜DeNAベイスターズの屋内外練習場や2軍球場の横須賀スタジアムもあり、練習風景などを眺めることができます。
そんな追浜エリアですが、現在駅から東側の再開発が進んでいます。道路の拡幅や2棟の高層複合施設の建築、それに並行して駅前ではバス停を集約した公共施設・商業施設を立体的に配置する地域密着型バスタの構想もあり、暮らしやすく利便性の高いエリアになることでしょう。

横須賀の中心地「横須賀中央」エリア

横須賀中央駅前Yデッキ

横須賀中央は多くの企業や飲食店などが立ち並ぶ横須賀市内最大の繁華街です。横須賀中央駅直結の横須賀モアーズシティや、クリニック・衣料品店なども入っている複合高層施設のLIDRE横須賀など商業施設が並んでいます。また、レトロな街並みが残る横丁の若松マーケットや、個性豊かなテナントが並ぶ三笠ビル商店街などバラエティーに富んだ街並みを見せています。
都市的な印象を持つ一方で、潮風を感じながら名所を回れるのも横須賀中央の特徴のひとつ。日露戦争の日本海海戦で活躍した世界三大記念艦「三笠」を見学出来る三笠公園、三浦半島の新鮮な農産海物が味わえる食をテーマにした商業施設いちご よこすかポートマーケット、東京湾唯一の無人島の猿島などもあり、1年を通して市内外の多くの人が行き交う中心地となっています。

歴史ロマンに思いを馳せる、三浦一族ゆかりの地「衣笠」エリア

三浦一族練り歩き

衣笠の最寄り駅は西方面に便利なJR横須賀線の衣笠駅。逗子まで4駅、鎌倉まで5駅で、それぞれ30分以内とアクセス良好です。神奈川県内でも屈指の桜の名所として知られる衣笠山公園や、鮮やかなハナショウブが咲き乱れる横須賀しょうぶ園などの自然も楽しめるエリアです。
衣笠は鎌倉幕府創設の礎となり、NHK大河ドラマ、鎌倉殿の13人でも注目を集めた三浦一族の本拠となっていた地です。放送が終了したあともパネル展やウォークガイドなどのイベントが催されており、年に数回、三浦一族に扮し甲冑をまとった武者行列も行われます。2024年11月からは、衣笠駅すぐの商店街付近に三浦一党とデザインされたご当地マンホールも登場。中世の足跡を辿りながら暮らせるエリアです。

アメリカンムードに酔いしれる「汐入」エリア

ドブ板通り

終戦後、米軍基地が置かれた汐入はさまざまなアメリカ文化と融合しながら歩んできた歴史があります。戦後すぐに米兵向けの土産として発展したといわれるスカジャン店は、京浜急行線の汐入駅すぐのドブ板通りで何店舗も軒を連ねています。職人が施すオーダーメイドの刺繍店などもあり、スカジャンは市内外問わず、多くの人に人気のものとなっています。
ドブ板通りの特徴は、昼と夜で違う顔を覗かせるということ。昼間は横須賀ご当地ハンバーガーのネイビーバーガーや、よこすか海軍カレー、ブティック店などの雰囲気を楽しめる一方、夜になると米兵向けのアメリカンな雰囲気漂うバーや飲食店が多数開店しますので、異国情緒漂う空間に酔いしれることができます。ちなみにドブ板通り近辺の一部店舗ではドルが使えます。
横須賀港を臨むヴェルニー公園は、米海軍基地や海上自衛隊地方総監部の軍艦を間近に見ることが出来るスポットです。公園海沿いには整備された遊歩道があり、潮風を浴びながら散歩を楽しめる場所です。約130種・1,300本を植栽しバラの名所としても知られるヴェルニー公園では、春と秋の見頃になると香り高く優美な姿で園内に彩りを添えています。
芸術文化に触れられるのも汐入の魅力です。横須賀芸術劇場ではコンサートやダンス、演劇、伝統芸能など様々な公演を鑑賞することができます。

潮風感じる閑静な住宅街「久里浜」エリア

久里浜海岸

丘陵地に囲まれている関係で起伏がある地形が特徴の横須賀ですが、久里浜は平たんな場所が多いのが魅力のひとつです。
房総半島を目の前に望み、静かな波が引いては返す久里浜海岸は、横須賀市民の憩いの場となっています。久里浜海岸では、久里浜と千葉県金谷をつなぐ東京湾フェリーを眼前に、穏やかなひと時を過ごすことができます。
ペリー上陸ともゆかりがある久里浜。久里浜海岸前にはペリー来航に関する模型や資料が展示されているペリー記念館やペリー上陸記念碑があります。夏にはペリー上陸を祝したペリー祭も開かれ、久里浜海岸の夜空を焦がす花火も打ち上げられ、2024年には約8万人が押し寄せた人気のイベントです。
JR線と京急線の2沿線が使える駅周辺では、大型商業施設や商店街、専門医院などが揃っているうえ、2025年には横須賀市立うわまち病院が横須賀市立総合医療センターとして移転してくるなど、生活利便性がさらに高まっていくと予想されます。ほかにも四季折々の花が咲き誇る、くりはま花の国などのレジャー施設も。商店街には飲食店なども並び、生活環境が整ったエリアです。
2023年には横浜・Fマリノスの練習施設、F・マリノススポーツパークが誕生し、久里浜駅周辺ではチームの特徴であるトリコロールを施した駐輪場が出来るなど、鮮やかな街並みが見られます。

幕末に想いを馳せる開国の地「浦賀」エリア

浦賀湾

浦賀は日本の近代化を語る上で欠かせない歴史があるエリアです。ペリー来航の地として知られる浦賀は、黒船が初めて日本の土を踏んだ場所であり、日本近代化のきっかけとなった地です。
浦賀は造船の街としても栄えてきました。浦賀ドックは日本最古、日本に現存する唯一のドライドックです。かつて日本の近代化を支えた造船所で、現在は稼働していないですが、イベント日には解放され貴重な施設を見ることができます。浦賀港の西にはかつて灯台の役目を果たしていた和式灯台を復元した燈明堂があり、今でも造船のまちの名残を感じられる街並みとなっています。
歴史だけでなく自然も豊かな浦賀。浦賀港西岸の渡船乗り場から浦賀ドックまでの全長400メートルに整備された遊歩道は、海に面した美しい風景を見ながら散歩できるスポットで、穏やかな時間を過ごすのに最適です。
市が浦賀地区の誘客促進へ向け園内の整備を進めている愛宕山公園は、市内で最も歴史ある公園とされており、高台からは浦賀港を一望できる絶景が広がっています。
さらに、東浦賀と西浦賀の対岸を結ぶ浦賀の渡し船は、全国でも珍しい海上の市道を渡る3分程度の船旅を体験できます。東西にある叶神社を参拝するのにも便利で、住民の交通手段として親しまれ、浦賀のシンボルにもなっています。

テーマパークに漁港、雄大な自然が残る「西海岸」エリア

長井海の手公園ソレイユの丘

秋谷・久留和・芦名・佐島・長井といった小さな漁港が連なる海辺の静かな西海岸エリア。2023年4月にリニューアル後、1年で来園者数100万人を記録した長井海の手公園ソレイユの丘は、相模湾や伊豆大島、富士山などを眺望できる立地にあります。季節ごとの花やアトラクション、工房体験、キャンプなどのエンターテインメントを年中楽しむことができ、家族連れなどにも人気のある施設です。ソレイユの丘では、著名な建築家の黒川紀章氏が手掛けた中銀カプセルタワービルのカプセル5個が宿泊施設として再利用されることも決まっています。
風光明媚な自然が残る西海岸エリア。海岸に突き出た大きな奇岩と富士山を望む美しい海岸がある立石海岸は、古くから絶景スポットとして認知されています。江戸時代の風景絵師・安藤広重の相州三浦秋屋の里にも描かれています。
長井にある農産物直売所すかなごっそでは、豊富な品ぞろえの朝採れ野菜をはじめ、花や葉山牛、卵など地産地消の三浦半島の食が楽しめます。

横須賀市スタッフおすすめのグルメ・ランチスポット

横須賀スタッフおすすめのショッピングスポット

横須賀を知り愛している人に魅力を聞いてみた

  • 通勤・通学の快適さや生活の利便性をキープしながら、海のそばで暮らしたい。そんな贅沢な願いを実現できるのが横須賀市の南側に位置する野比エリア。YRP野比駅徒歩1分の場所で「Books&Film Café Village Voice」を営む名本祐玖也さんに野比の魅力を語ってもらいました。
    Books&Film Café Village Voice 名本祐玖也
  • 衣笠駅はJR横須賀線の駅のひとつで、駅周辺には商店街や総合病院、学校が徒歩圏内で行くことができる街です。今回は日蓮宗金谷山大明寺住職の楠山泰道さんにお話を伺いました。
    日蓮宗金谷山大明寺住職 楠山泰道
  • ゲストハウス(一棟貸し別荘)を開設し、多くの来訪客を迎え入れている「at Like you」の佐野貴昭・あん奈夫妻に、横須賀西エリアの魅力を語ってもらいました。
    at Like you 佐野貴昭・あん奈
  • 追浜駅は日産自動車工場をメインに関連企業が多くあることから“日産の追浜”と称されている駅で、数年後には再開発が予定されています。「〇う商店」や「横須賀ビール」などを手掛ける、有限会社たのし屋本舗代表取締役の下澤敏也さんにお話を伺いました。
    有限会社たのし屋本舗代表取締役 下澤敏也
  • 今回は横須賀の海岸通りでは一番といっても過言ではないほど有名な馬堀海岸が駅名にもなっている馬堀海岸駅周辺の見どころなどを、馬堀海岸駅のスポットのひとつの「横須賀温泉 湯楽の里」店長の内田智利さんにお話を伺いました。
    横須賀温泉湯楽の里店長 内田智利
  • 横須賀中央駅は多くの企業や飲食店などが立ち並ぶ横須賀市内最大の繁華街のある駅ですが、横須賀は谷戸と呼ばれる細い路地や階段が入り組む地形が点在しているため、街によっては高齢化に伴って平地への住み替えや孤独死してしまうケースが増えるなど空き家増加が問題となっています。谷戸問題や空き家対策などに取り組む社会活動家で一般社団法人NELD(ネルド)代表の三田希美子さんにお話を伺いました。
    一般社団法人NELD代表 三田希美子

横須賀周辺施設情報(不動産情報ライブラリ)

  • 防災情報(避難施設)
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると避難施設場所が緑丸で表示され、選択すると名称・所在地等が表示されます。
  • 保育園・幼稚園
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると幼稚園・保育園施設場所が黄色丸・橙色丸で表示され、選択すると名称・所在地等が表示されます。
  • 小学校
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると小学校場所が紫色丸で表示され、選択すると名称・所在地等が表示されます。
  • 中学校
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると中学校場所が紫色丸で表示され、選択すると名称・所在地等が表示されます。
  • 高等学校
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると高等学校場所が紫色丸で表示され、選択すると名称・所在地等が表示されます。
  • 大学
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると大学場所が紫色丸で表示され、選択すると名称・所在地等が表示されます。
  • 特別支援学校
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると特別支援学校場所が紫色丸で表示され、選択すると名称・所在地等が表示されます。
  • 病院
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると病院場所が記号表示され、選択すると名称・所在地診療科目が表示されます。
  • 診療所
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると診療所場所が記号表示され、選択すると名称・所在地診療科目が表示されます。
  • 歯科診療所
    ※リンク先の不動産情報ライブラリ地図を拡大すると歯科診療所場所が記号表示され、選択すると名称・所在地診療科目が表示されます。

執筆者 タウンニュース社
神奈川県全域・東京多摩地域に無料の地域情報紙(フリーペーパー)を発行。
身近なニュースを生活情報とともに届ける比類のない地域密着型媒体です。紙面だけでなくWEB版タウンニュース、記者の取材レポートを主体とした「レアリア」も展開しています。
監修者 ウスイホーム株式会社 広報チーム
1976年に神奈川県で創業。お客様と地域の発展のため、住宅に係わるあらゆるお手伝いをさせて頂いております。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、新築戸建てや中古戸建てを検討・購入する際に役立つ最新情報を発信しています。
お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact