
横浜市港北区日吉には、長く地元の方に親しまれてきた老舗洋菓子店「リンデンバウム本店」があります。半世紀以上にわたり味を受け継いできた看板商品のバウムクーヘンを、親子2代3代で召し上がってきた方も多いと思います。
ここまで地元の方に愛される理由は、なんといっても「おいしさ」です。まじめに実直にレシピを守り、必要な改良もはかりながら「おいしさ」を追求し続けるパティシエさんたちの努力のたまものです。
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日吉駅から徒歩またはバス。手作りケーキとバウムクーヘンの店
お店は、東急東横線日吉駅から徒歩約24分の場所にあります。バスを利用する場合は「日21系統高田町行き」または「日22系統サンヴァリエ日吉行き」に乗り、8駅めの駒が橋バス停で降りてすぐ。市営地下鉄日吉本町駅からは徒歩約15分です。

店内で、最初に目に入るのが大きなケーキのショーケースです。ショートケーキやモンブランなどの定番ケーキから、お店の名前を冠したオリジナルの《リンデンバウム》や《ラムレーズン》などがあります。



焼き菓子は、バウムクーヘン《菩提樹(ぼだいじゅ)》のほか、たくさんの種類が並んでいます。贈答用から、ちょっとしたお土産やプレゼントにもピッタリです。



ホールケーキもあります。お誕生日などのお祝いや、卒業・入園入学シーズン、クリスマスなどで買われる方が多いそうです。一番のおすすめは「プレミアム苺デコレーション」だそうです。苺がたっぷりのった、スペシャル感あふれる華やかなケーキは、見ているだけでワクワクします。
甘すぎず上品でおいしいケーキたち

こちらはお店の看板商品のラムレーズンとバウムクーヘンです。

バウムクーヘンは、ホールで「小」から「特大」まで4つのサイズと、スライス済みの個包装があります。今回購入したのはホールの「小」サイズです。

大きめに切り分けて、家族でみんな楽しむのにちょうどよいサイズ感です。甘さは控えめで、素朴でさっくりとした口当たり。斜めにカットすると、年輪状の焼き色がきれいに見えます。

ラムレーズンは、バウムクーヘンを刻んだもの・ラム漬けレーズン・ホワイトクリームを合わせた生地を丸め、ミルクチョコレートでコーティングしたお菓子です。
金色の包みをひらくと、まん丸のかわいいボールが出てきます。さきほどのバウムクーヘンとは異なり、こちらはしっとりとした食感で、ラム酒とチョコレートが混じりあい絶妙なおいしさをつくり出しています。「ちょっぴりおとな向けのごほうびスイーツ」といった感じです。(アルコールは飛ばしてあるそうです)

こちらはオリジナルケーキ《リンデンバウム》。バウムクーヘンを刻んだものとキルシュ・生クリーム・カスタードクリームを合わせた生地とサワーチェリーを、バウムクーヘンで挟んでいます。見た目はずっしりとした感じですが、生地のしっとりした甘さをサワーチェリーのほどよい酸味がグッと引きしめて、全体的にとてもバランスの良い、おいしいケーキです。

パティシエさんおすすめの《モンブラン》は、スポンジに生クリーム・カスタードクリームをのせ、栗のペーストをたっぷり絞った定番のケーキです。

スポンジがふわふわでくちどけもよく、2種類のクリームも軽やかな口当たりで、やさしい甘さがとてもおいしいです。
どのお菓子も甘すぎず、子どもからご年配までみんなが「おいしい」と感じられるような、上品な味だと思いました。くせやしつこさがなく、香りもやさしくて、何度食べても飽きない感じが、リピーターが多い理由のようです。
老舗だから「おいしさ」に責任と誇りを感じる
マネージャーの若林さんと、パティシエさんにお話を伺いました。
バウムクーヘンのレシピは創業以来ほぼ同じものだそうです。芯となる棒(回転棒)に生地を均一に塗って焼く作業を繰り返すことで、独特の年輪のような層をつくり出します。作業には2時間もかけ、焼き終わったら1日置いて、翌日もう一度同じことをして焼くそうです。
「2回に分けて焼くのは、生地を落ち着かせるためです。続けて焼いてしまうと、重みで棒から生地が落ちてしまうからです。」とのこと。安定剤を使わないので、手間をかける必要があるそうです。
実際に焼いているときの様子の写真を、ご提供いただきました。すごい火の勢いです。


一番大きな「特大」は、お祝いなどで買われる方が多いそうです。インパクトの大きさから、ゴルフコンペなどの賞品用にと買われることもあるのだとか。
「お店のお菓子はすべて手作りです。ラムレーズンも、手で1つずつ丸めています。同じ大きさで均一に丸めるのはとても難しいんですよ。」とのこと。本当に芸術品のように美しい球体をしています。
パティシエさんに一番のこだわりを聞くと「味です。」とのこと。目指しているのは、甘すぎない上品な甘み、とおっしゃいました。
買いに来られるお客様は長年お店の商品をめし上がっているので、お菓子の味をよく知っていらっしゃるそうです。味(おいしさ)へのこだわりは、親しまれた味を守る責任や、伝統への誇りを感じているからだと思いました。
「最近入ったアルバイトさんは『子どもの頃からリンデンバウムのケーキを食べて育ったから、ここで働きたかった』と話していました。日吉のまちの皆さまに本当に長く愛していただいて、お店が地元に根づいていることを感じます。」と、若林マネージャーは言います。
「これからも、手作りにしか出せないおいしさを作り続けてまいります。」という言葉に、お店の皆さまの強い決意を感じました。
日吉にいらしたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
リンデンバウム本店
- 神奈川県横浜市港北区下田町4丁目7-15(東急東横線「日吉」駅より徒歩約24分、バス約7分「駒が橋」バス停より徒歩すぐ、市営地下鉄「日吉本町」より徒歩約15分)
- TEL.:045-562-3928
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:火曜・水曜
- 駐車場の有無:あり[店舗正面駐車場(3台)]
※掲載情報は2025年3月の取材時のもので、変更になる場合があります。最新の情報は公式WEBサイト等をご確認ください。
執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム 1976年に神奈川県で創業。横浜・湘南・横須賀に地域密着し、住宅に関わるあらゆるお手伝いをさせて頂いております。 街のことをもっとよく知ってほしい、この街に住みたいと思ってほしい。 人・街・地域とともに歩み続けるウスイホームのそんな思いから、様々な街の特徴、魅力、歴史などをご紹介しています。 お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact |