新築一戸建て

【2026年最新】マンションと戸建て、買うならどっちがいい? 価格・メリット・デメリットを比較

公開日: 最終更新日:
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住宅購入を検討する際、「戸建て」か「マンション」かで悩んでしまう方もいるでしょう。

本記事では、実際のデータをもとに価格、維持費、住み心地、資産価値の4つの観点から、戸建てとマンションの特徴とメリット・デメリットを比較します。

自分にはどちらが適しているのかについても紹介しますので、ぜひお役立てください。

それぞれの特徴と自身の希望を照らし合わせて、後悔のない住まい選びを実現しましょう。

マンションと戸建てどっちがいい?一目でわかる診断リストと比較表

【診断】戸建て・マンションに向いているのはこんな人

マンションと戸建てのどちらを選ぶべきか迷った際は、自分たちのライフスタイルや将来の希望を整理することが大切です。まずは以下のチェックリストを活用し、ご自身の価値観に合うのはどちらかを確認してみましょう。

■ 戸建てに向いている人

□ 上下階への生活音を気にせず、のびのびと子育てをしたい
□ 車を所有しており、毎月の駐車場代を抑えたい
□ 庭づくりやDIY、将来的な間取りの変更などを自由に楽しみたい
□ 建物が古くなっても、資産として「土地」を残したい
□ 管理費や修繕積立金など、毎月の固定費を払うことに抵抗がある

■ マンションに向いている人

□ 駅からの近さや、周辺施設の充実など「利便性」を最優先したい
□ オートロックや防犯カメラなど、高いセキュリティ環境で安心して暮らしたい
□ 階段のないワンフロアの間取りで、家事や老後の生活動線を楽にしたい
□ 共用部の清掃や建物のメンテナンスは管理会社に任せたい
□ 将来的に住み替える際、賃貸に出したり売却したりしやすい物件が良い

チェックが多くついた方が、現在のライフスタイルに適した住まいと言えます。
優先したい条件はご家族の成長や働き方によっても変化するため、目先の希望だけでなく長期的な視点で話し合って決めることが重要です。

【比較表】マンションと戸建てのメリット・デメリット

続いては、戸建てとマンションのメリット・デメリットについて、具体的な項目ごとに比較してみましょう。
購入時の価格だけでなく、住み始めてからの生活環境や、将来的な資産価値など、多角的な視点で確認することが失敗しないためのポイントです。

金銭面

比較項目戸建て(一軒家)分譲マンション判定のポイント
物件価格の傾向〇 エリアによるが割安感あり△ 駅近は高騰傾向
(売却時には高く売れやすい)
同じ予算なら戸建ての方が広くなる傾向
管理費・修繕積立金◎ 月額0円(自主積立は必要)× 毎月かかる(平均3万〜)マンションは一生続く固定費になる
駐車場代◎ 基本0円× 月1.5万〜3万円(エリア差有)戸建てが有利
固定資産税△ 建物・土地両方にかかる〇 土地持分が小さくやや安い戸建ては土地の評価額が下がりにくい
資産価値◎ 土地の価値が残る〇 立地(駅距離)で決まる建物価値が0円になっても土地は残る

生活面

比較項目戸建て(一軒家)分譲マンション判定のポイント
広さ・間取り◎ 広い(4LDK・100㎡超も)△ 限られる(3LDK・70㎡前後)部屋数や収納重視なら戸建て
駅からの距離△ 徒歩15分〜バス便が多い◎ 駅近・駅直結が多い利便性と時短重視ならマンション
騒音リスク〇 隣家と離れれば気にならない△ 上下左右の生活音が響く足音はマンションの課題
セキュリティ△ 自分で対策が必要(防犯砂利等)◎ オートロック・監視カメラ防犯性と安心感はマンションが上
バリアフリー△ 階段がある(2〜3階建て)◎ ワンフロアで完結老後の生活動線はマンションが楽
ゴミ出し△ 曜日指定当番制あり◎ 24時間ゴミ捨て場(物件による)時短になるのはマンション

自由度・将来的な資産価値

比較項目戸建て(一軒家)分譲マンション判定のポイント
気密・断熱性〇 最新住宅は高性能化◎ 構造上、気密性が高く暖かい冬の暖かさはマンション有利
リフォーム自由度◎ 外観も間取りも自由△ 専有部分(内装)のみ可DIYや増改築を楽しめるのは戸建て
ペット飼育◎ 大型犬・多頭飼いOK△ 規約で制限あり(小型犬のみ等)動物好きには戸建てがストレスフリー
近所付き合い△ 町内会・掃除当番などあり〇 挨拶程度で済むことが多いコミュニティの濃さは戸建てが上

特筆すべき点としては、毎月の固定費と資産の残り方の違いです。
マンションはセキュリティや利便性に優れる一方で、住宅ローンとは別に管理費や修繕積立金、駐車場代が毎月かかり続けます。

戸建ては駅からの距離や建物のメンテナンスの手間といった懸念点はありますが、毎月の維持費や駐車場代を低く抑えやすく、将来的に土地が資産として残るというメリットがあります。

どちらが優れているかという単純な比較ではなく、自身の中で譲れない条件と妥協できる条件の優先順位をつけていくと、後悔のない選択につながるでしょう。

戸建てとマンションの価格比較│新築・中古の相場をチェック

戸建てやマンションの価格は物件の立地(地価の高い都市部か郊外か)、広さ、築年数、建物のグレードによって異なりますが、平均相場としては戸建ての方が安い傾向にあります。

戸建てやマンション購入の所要資金(住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」)

出典:独立行政法人 住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」

2024年の住宅金融支援機構のフラット35利用者調査では、新築マンションの所要資金が5,592万円、新築戸建ては3,826万円です。

中古住宅においてもマンションは3,033万円、中古戸建ては2,573万円と、全体としてマンションの価格相場は戸建てより高くなっています。

なお、住宅購入時には物件価格以外にも印紙税や登記費用などの諸費用が掛かるため、

予算を超えないよう事前に確認しておくようにしましょう。

関連記事:

新築一戸建ての購入価格と費用相場|諸費用・補助金と注意点を解説

中古住宅の諸費用とは?内訳のシミュレーションとフルローンの注意点も解説

【最新版】神奈川県の中古マンションと中古戸建て、安いのはどっち?

購入時の初期費用だけで比較すると、両者に大きな差はありません。

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の2026年1月度のデータによると、神奈川県内における平均成約価格は、中古マンションが4,137万円、中古戸建てが4,113万円となっています。

しかし、同じ約4,100万円で手に入る広さには明確な違いがあり、マンションの平均専有面積が約66.65平方メートルであるのに対し、戸建ての平均建物面積は約105.48平方メートルと、戸建ての方がゆとりのある空間を確保しやすくなっています。

平均成約価格平均専有面積
中古マンション4,137万円66.65平方メートル
中古戸建て4,113万円105.48平方メートル

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構「2026年1月度 サマリーレポート」

さらに、神奈川県内で住まいを探す際は、全体の平均価格だけでなくエリアによる相場の二極化にも注意が必要です。都心へのアクセスが良好な横浜・川崎エリアでは、マンションが4,624万円、戸建てが4,483万円と価格が高く推移しています。一方、その他のエリア(県央や湘南など)では、マンションは2,950万円、戸建ては3,620万円と、購入費用を大きく抑えることが可能です。

中古マンション中古戸建
横浜・川崎市4,624万円4,483万円
神奈川県他2,950万円3,620万円

出典:公益財団法人 東日本不動産流通機構「2026年1月度 サマリーレポート」

このように、神奈川県での住まい探しはマンションか戸建てかという選択だけでなく、どのエリアを拠点とするかによって予算や手に入る広さが変わります。まずは、通勤時間などの立地を優先して横浜などのエリアを狙うのか、それとも予算を抑えつつ広さや環境を優先してその他のエリアを選ぶのか、ご家族のライフスタイルに合わせて方向性を定めていきましょう。

【最新版】神奈川県の新築マンションと新築戸建て、安いのはどっち?

現在の神奈川県において新築物件を購入する場合、戸建ての方が圧倒的に安価です。

中古市場では両者の価格差がほとんどなかったのに対し、新築市場では状況が大きく異なります。

最新の市場データ(2025年12月度)によると、神奈川県内の新築分譲マンションの平均価格は6,742万円にまで高騰しています。

物件種別平均成約価格
新築分譲マンション6,742万円

出典:株式会社不動産経済研究所「首都圏 新築分譲マンション 市場動向 2025年12月」

一方で、神奈川県内の新築一戸建ての平均価格は5,364万円にとどまっており 、新築マンションの方が約1,500万円も高いという結果になっています。

物件種別平均成約価格
新築戸建て5,364万円

出典:株式会社東京カンテイ「 東京カンテイ プレスリリース / 新築一戸建て住宅平均価格 2026 年 1 月 8 日」

新築マンションは、駅近の好立地であることに加え、近年の建築資材や人件費の高騰が価格に直結しているため、このような現象が起きています。

神奈川県内では予算を抑えつつ広い居住空間が手に入る新築戸建ての方が、コストパフォーマンスの点では優れていると言えるでしょう。

戸建てとマンションの維持費 ランニングコストが安いのはどっち?

戸建てとマンションの維持費において、「どちらが絶対に安い」とは一概には言えません。 

ただし、一般的な傾向や費用の構造的な違いから見ると、戸建ての方がランニングコストを安く抑えられる可能性があります。 まずは戸建てとマンションでどのような維持費がかかるかを見ていきましょう。

戸建て・マンションに共通する費用

税金:固定資産税・都市計画税

固定資産税、都市計画税とは、毎年1月1日時点の不動産所有者に対して課税される地方税です。立地と建物の評価額次第で税額が変わるため、どちらが安いかもケースによって異なります。税の計算方法は下記の通りです。

固定資産税 = 固定資産税評価額 × 1.4% (標準税率)

都市計画税 = 固定資産税評価額 × 最高0.3% (市街化区域内の場合に課税)

※税率は自治体によって異なる場合があります。

※固定資産税評価額:土地と建物それぞれに評価額が定められます。3年に1度評価替えが行われます。

土地の評価は立地条件(路線価など)や面積によって大きく変動します。一般的に、駅近など利便性の高い場所ほど高くなります。

建物は構造(木造、RC造など)、規模、築年数などによって評価され、経年劣化により評価額が下がっていくのが一般的です。

関連記事:【専門家監修】一戸建ての固定資産税はいくらになる?新築の相場目安や計算方法を解説

保険料:火災保険料・地震保険料

・火災保険料

保険料は建物の構造(耐火性)、所在地(災害リスク)、補償内容、保険期間によって決まります。マンション(RC造など)は耐火構造とみなされることが多く、木造の多い戸建てよりも保険料が安くなる傾向があります。

・地震保険料

火災保険とセットで加入します(単独加入は不可)。

建物の構造、所在地(地震リスク)によって保険料が決まります。耐震性の高い構造ほど安くなります。

費用は火災保険と地震保険を合わせて、年間数万円~十数万円程度が一般的ですが、補償内容や建物の評価額によって大きく変動します。

修繕費用

戸建て・マンションともに下記のようなものの修繕や設備交換は自己負担です。

【戸建ての修繕費】

・外壁塗装・補修
・屋根の葺き替え・補修
・シロアリ対策・駆除
・給湯器・水回り・空調設備など。
・庭の手入れ費用(必要な場合)

【マンションの修繕費(専有部分)】

・内装:壁紙の張り替え、床材(フローリング、カーペット、畳など)の交換、補修
・住宅設備:システムキッチン、ユニットバス、トイレなどの交換・修理
・給湯器、エアコン、換気扇などの交換・修理
・建具:室内ドア、ふすま、障子などの修理・交換
・その他:照明器具の交換、コンセントの増設など

一般的に外壁・屋根は約10~15年ごと、設備は約10~20年ごとなど、箇所によって修繕周期が異なります。大規模な修繕には1回あたり100万円~数百万円の費用がかかることもあります。

突然高額な修繕が必要となった場合に備えて、月々2万円~3万円程度を計画的に積み立てておくと安心です。

関連記事:【プロ監修】戸建て住宅の寿命は何年?構造別の違いと長持ちさせる方法を解説

マンションのみの維持費

マンションの場合、税金や保険料のほかにも下記のような費用がかかります。

・ 管理費 (マンションのみ)

マンションの共用部分を維持管理するために、毎月支払う費用です。

国土交通省の「令和5年度マンション総合調査」によると、平均管理費は月額17,103円/戸になっています。

参考:令和5年度マンション総合調査結果

・修繕積立金

共用部分(外壁、屋上、廊下、エレベーター、給排水管など)の大規模修繕に備えて、毎月徴収されます。修繕計画は管理組合が策定・実施します。

国土交通省の「令和5年度マンション総合調査」によると、月/戸当たり修繕積立金の総額の平均は 13,378 円となっています。

・駐車場代・駐輪場代

駐車場代は敷地内にあっても有料の場合が多く、地域によって金額は様々です。

都心部では月額数万円することもありますが、戸建ての場合は敷地内にあれば無料です。

駐輪場代は管理組合によって様々ですが、月100円~500円ほどになっています。

このように、マンションは「管理費+修繕積立金+駐車場代」などが毎月固定でかかるため、月々のランニングコストは戸建てよりも高くなるケースが多いです。

長期的なトータルコストにおいても、戸建ては自己管理をしっかり行い、計画的に修繕積立をすれば、マンションよりトータルコストを抑えられる可能性があります。

しかし、管理を怠ったり、予期せぬ修繕が発生したりすると、結果的に高くつく場合もあります。

戸建てとマンション、住み心地が良いのはどっち?

どのような条件で住み心地が良いととらえるか、どれを重視するかは人によって異なります。

次からは複数の観点で戸建てとマンションを比較していきます。

広さと間取り│面積なら戸建て有利

一般的に、同じ価格帯であれば戸建ての方が広い居住スペース(延床面積)を確保しやすい傾向があります。

住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」等を見ても、マンションに比べて戸建ての方が明確に平均面積が広いことがわかります。

戸建てやマンションの住宅面積(住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」)

出典:住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」

戸建ての住み心地

最大のメリットは庭や専用駐車場といった屋外空間を持てることです。

また、床下収納や小屋裏(屋根裏)収納など、縦の空間を活かした豊富な収納スペースを設けやすいのも特徴です。

マンションの住み心地

同じ価格帯の戸建てと比べると専有面積は狭くなりがちで、庭や専用駐車場も基本的にはありません。しかし、ワンフロアで生活動線が完結するため、掃除や洗濯などの家事効率が非常に良いという大きな利点があります。

どちらの広さがご自身のライフスタイルに合うか検討することが重要です。

日当たり│周辺環境・階数・方角の違い

戸建ての住み心地

建物の四方に窓を設けやすく、多方向からの採光や自然な風通しを確保しやすいのが強みです。

ただし、日当たりは「隣の家との距離」や「用途地域(※)」による高さ制限などに大きく影響を受けます。住宅密集地では1階の日当たりが悪くなるケースもあるため、土地の方角や周辺環境の確認が必要です。

※用途地域:「第一種低層住居専用地域」など、建物の高さや種類を制限するルールのこと。

マンションの住み心地

周囲に遮るものがない中層階以上(特に南向きや角住戸)であれば、一日を通して明るく、眺望や風通しも良好です。

一方で、中住戸(左右を別の部屋に挟まれた部屋)は窓がバルコニー側と共用廊下側に限られるため、風が抜けにくい傾向があります。階数や方角によって住環境の差が極めて大きいのが特徴です。

騒音│階下への配慮か外の音か

戸建ての住み心地

階下に住む人がいないため、子供が走り回ったり物を落としたりしても、騒音トラブルを心配する必要がありません。

ただし、木造戸建てはコンクリートに比べて遮音性が低いため、道路を走る車の音や、隣家の室外機の音など外からの音が気になりやすい側面があります。

マンションの住み心地

壁や床のコンクリートは重く厚みがあるため、話し声やテレビの音(空気伝音)に対しては非常に高い遮音性を発揮します。

しかし、子供の足音や物を落とす音(固体伝音)はコンクリートを伝わって下の階に響きやすいため、マットを敷くなどの配慮が欠かせません。

防犯リスク│設備のマンション・工夫の戸建て

マンションの住み心地

防犯面ではマンションが圧倒的に優れています。

オートロック、多数の防犯カメラ、管理人の常駐など、何重ものセキュリティ設備が揃っており、高層階になるほど外部からの侵入リスクは低くなります。

戸建ての住み心地

警察庁が公開している「令和4年の犯罪情勢」によると、住宅を対象にした侵入窃盗(空き巣など)の発生場所は「一戸建て住宅」が最も多くなっています。

戸建てに住む場合は、防犯ガラスやセンサーライト、防犯砂利の敷設など、自分たちで意識的に防犯対策を行う必要があります。

住宅対象侵入盗 住宅構造別 認知件数の推移(警察庁「令和4年の犯罪」)

参考:警察庁「令和4年の犯罪」

災害リスク│構造の強さと立地選びの違い

戸建ての住み心地

地震や火災が発生した際、玄関から地上へ直接すみやかに避難できるのが最大のメリットです。庭に防災用品を備蓄したり、一時的な避難スペースとして活用したりもできます。

万が一建物が全壊しても土地という資産が残るため、生活再建の基盤になります。

注意点として、戸建て購入前には必ずハザードマップ(浸水・土砂災害リスク)を確認しておきましょう。

マンションの住み心地

多くが鉄筋コンクリート(RC)造などで建てられており、建物の耐震性・耐火性に極めて優れています。高さがあるため水害にも強いです。

大地震などで停電・断水が発生しエレベーターやトイレが使えなくなった場合、特に高層階の住人は階段での昇降や生活用水の確保が極めて困難になるリスクがあります。

カスタマイズ性│戸建てならリフォームやDIYも自由


戸建ての住み心地

カスタマイズ性は戸建てが圧倒的です。注文住宅ならゼロから設計でき、購入後もライフステージの変化に合わせて、間取りの大規模な変更や増築を行うなど、自由自在に手を加えられます。

マンションの住み心地

リフォームできるのは「専有部分(室内)」のみです。建物を支える構造壁(壊せない壁)や、水回りの配管位置(パイプスペース)の固定、さらにマンションごとの管理規約による制約があるため、大胆な間取り変更(水回りの大移動など)は難しいケースが多くなります。

管理の手間│掃除やゴミ出しはマンション有利

マンションの住み心地

毎月の管理費や修繕積立金の支払いが発生しますが、共用廊下の清掃、植栽の手入れ、数十年ごとの大規模修繕計画の立案などをすべて管理会社が代行してくれます。

24時間ゴミ出し可能な物件も多く、時間や手間という点ではマンションが有利といえます。

戸建ての住み心地

建物の維持管理や家の周りの清掃は、すべて自分たちで行う必要があります。

毎月の管理費等の引き落としはありませんが、10〜15年ごとに必要となる「外壁・屋根の塗装」や「シロアリ対策」などの高額なメンテナンス費用(数百万円単位)は、自分たちで計画的に積み立て、業者を手配しなければなりません。

売りやすさではどちらが上?戸建てとマンションの資産価値の比較

不動産の資産価値は、主に「土地」と「建物」の価値を合わせたものです。将来的に売却する際の価格や、賃貸に出す場合の収益性などが考慮されます。

戸建てとマンションのどちらの資産価値が高いかについては、それぞれの特性や立地条件、市場の動向によって大きく異なります。

戸建ての資産価値は土地の価格に左右される

戸建ての資産価値は、土地の価格に大きく左右される傾向があります。

建物は経年劣化により価値が下がっていきますが、土地の価値は立地条件(駅からの距離、周辺環境、将来性など)によって維持されたり、上昇したりする可能性があります。

特に、利便性の高いエリアや人気の住宅地では、土地の価値が下がりにくいため、資産価値を維持しやすいと言えます。

また土地の所有権が自分にあるため、将来的に建て替えたり、増改築したり、土地の形状によっては分割して売却したりするなど、自由度が高いのがメリットです。

マンションの資産価値は立地条件が重要

マンションの資産価値は、立地条件に大きく依存します。駅からの距離、都心へのアクセス、周辺施設の充実度などが重要な要素です。

特に、駅直結や徒歩数分圏内、人気の高い都心部など、好立地のマンションは需要が高く、築年数が経過しても価値が下がりにくい、あるいは上昇するケースも見られます。

またマンションは鉄筋コンクリート(RC)造や鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造が多く、法定耐用年数は47年と戸建て(木造)より長いため、建物の価値下落は比較的緩やかな傾向があります。

神奈川県内で資産価値が維持されやすい地域は?

不動産の資産価値は、最終的に「その街に住みたい人がどれだけいるか」によって決まります。

国土交通省が発表する地価公示の動向や、各自治体の人口推移データなどをふまえると、神奈川県内で将来にわたって資産価値が下がりにくいエリアとして、以下の地域が挙げられます。

・横浜駅・みなとみらい周辺エリア(横浜市)

圧倒的なブランド力と交通利便性を誇り、不動産価格は高値で安定しています。

現在も「エキサイトよこはま22」などの大規模な都市再生計画が進行しており、商業施設だけでなく企業本社の集積も進んでいます。

働く場所と住む場所の両面で需要が途切れないため、資産価値の維持としては県内で最も手堅い地域と言えます。

・辻堂エリア(藤沢市)

藤沢市は人口流入が続いている数少ない自治体の一つであり、中古市場でも価格が底堅く推移しています。
駅前の大規模再開発(湘南C-X)、辻堂駅直結の大型ショッピングモール「テラスモール湘南」の開業により、利便性が向上しました。

湘南エリアならではの豊かな住環境と都市機能が両立しており、子育て世代からの人気も高いです。

・海老名・県央エリア(海老名市など)

2023年の相鉄・東急新横浜線の開業により都心への直通アクセスが実現したことで、地価公示でも上昇基調がみられています。

交通利便性向上という明確な理由があるため、共働き世帯を中心に今後の成長期待も大きい地域です。駅周辺には大型商業施設が立ち並び、住環境の整備も急速に進んでいます。

参考:国土交通省・地価公示「東京圏の市区の住宅地の平均価格等」

ライフステージごとの選び方│時期に応じた住み替えも検討を

現時点の希望だけでなく、ライフステージごとに自分や家族に適した住宅への住み替えも選択肢の一つです。ここでは主に4つのライフステージから、戸建て・マンションのメリットについて解説していきます。

【一人暮らし・カップル】身軽さや資産価値を比較

仕事やプライベートを重視するこの時期、住まい選びもアクティブです。

・戸建て

戸建ての魅力は、広い空間で趣味を満喫できる点、リフォームの自由度が高くプライバシーも確保しやすい点、敷地内に駐車場を用意しやすい点などが挙げられます。

一方で、駅からの距離が離れがちな点や、一人暮らし・2人向けのコンパクトな戸建てはファミリー層の需要が少ないため、将来の売却や賃貸に出す際にやや苦戦する可能性があります。

・マンション

駅近など好立地で便利な物件が多く、セキュリティの高さも安心材料です。共用部の管理の手間が省け、充実した共用施設も利用できる場合があります。

好立地ゆえに、将来ライフステージが変わっても「売りやすく貸しやすい」という高い資産価値が期待できます。戸建てにないコストとして、毎月の管理費や修繕積立金、駐車場代といった固定費がかかる点には注意しましょう。

【子育て期】音への配慮と広さを比較

子供の成長や安全な環境づくりが重要視される時期です。

・戸建て

上下階への足音や泣き声などの騒音トラブルを気にせず、のびのびと子育てできるのが最大の利点です。ベビーカーが置ける広い玄関や、子供が遊べる庭を確保しやすいのも魅力でしょう。

駐車場代が無料な点も、教育費がかさむ時期には助かります。デメリットは、駅遠のバス便エリアになりがちな点と、室内の階段での転落リスクなどに配慮が必要な点です。

・マンション

ワンフロアのため比較的小さな子供に目が届きやすく安心です。セキュリティ設備の充実は、子供の留守番時などにも心強いでしょう。

駅やスーパーが近く、共働き夫婦の時短に直結する点もメリットです。一方で、子供の走り回る音が騒音トラブルに発展したり、成長に伴い部屋数が不足したりする可能性があります。

【子供の独立期】家族の暮らしに合わせた住み替えも

夫婦二人の生活が中心となり、今後のライフプランを考える時期になります。

・戸建て

住み慣れた家に住み続ける場合、空いた子供部屋を趣味の部屋や書斎にしたり、リフォームをして快適な空間に作り変えたりと、ゆとりある暮らしを楽しめます。

デメリットとしては、家が広すぎて日々の掃除や庭の手入れが負担になってくる点や、築20〜30年を迎えて水回りや屋根・外壁などの高額な修繕費用が発生する点が挙げられます。

・マンション

この時期、戸建てを売却して利便性の高い駅近のマンションへ移る住み替えが増加します。

住み替え時の諸費用や管理費などの固定費はかかるものの、庭の草むしりや建物の維持管理の手間から解放されるのが大きな理由です。

【老後・シニア期】高齢者が安心して暮らせる住まいの選び方

体力的な衰えや収入の変化が生じるシニア期は、安全・安心で、身体的・経済的な負担が少ない住まい選びが重要になります。

・戸建て

戸建ての良さは、住み慣れた環境で暮らせる安心感や、庭での楽しみがある点です。

ローン完済後は管理費や駐車場代がかからず、年金生活でも毎月の固定費を低く抑えられます。

ただし、階段や広い家の管理、庭の手入れが負担になるほか、バリアフリー化の費用、セキュリティ対策が必要になる可能性があります。

・マンション

マンションの場合、室内に段差がないワンフロア設計や、ヒートショックを防ぎやすい高い気密性は大きな魅力です。

管理の手間がかからず、セキュリティや見守りサービスが充実している物件もあります。

駅や病院に近いなど利便性が高い点もメリットですが、管理費や修繕積立金の支払いが続く点には注意しておきましょう。

マンションと戸建て比較のその他疑問

ここまで、価格や住み心地、将来性について比較してきましたが、マイホーム選びでは他にもさまざまな疑問がつきものです。

ここでは、家探しでよくある「マンションと戸建て、結局〇〇なのはどっち?」という疑問にお答えします。

マンションと戸建て、お金がかかるのはどっち?

購入時の物件価格だけでなく、住み始めてからの維持費を含めたトータルコストで考えると、車を所有している場合はマンションの方がお金がかかるケースが多くなります。

マンションは、住宅ローンのほかに管理費、修繕積立金、そして神奈川県で車を持つなら駐車場代が毎月必ず発生します。

これらは35年間支払い続けると1,000万円以上の大きな出費になることも珍しくありません。

一方、戸建ても定期的な外壁や屋根のメンテナンス費用を自分で積み立てる必要はありますが、駐車場代や管理費が0円であるため、生涯にわたる総支払額で見ると戸建ての方が経済的負担を抑えやすくなります。

マンションと戸建て、神奈川で人気なのはどっち?

実際に家を買っている人はどちらを選んでいるのか?という取引の活発さ(人気度)で見ると、神奈川県ではマンションの取引が非常に盛んです。

東日本不動産流通機構が発表した2025年のデータによると、神奈川県内における中古マンションの年間成約件数は11,670件でした。

これに対し、中古戸建住宅の年間成約件数は5,637件となっており、中古市場においてはマンションの成約数が戸建ての約2倍に上っています。

横浜や川崎など、都心へのアクセスと生活利便性を重視してマンションを選ぶ層が非常に多いことがわかります。

参考:公益財団法人東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向(2025年)」

ちなみに物件の数が多いのはどっち?

総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」によれば、全国の住宅総数に占める割合は、一戸建てが52.7%、共同住宅(マンションやアパート等)が44.9%と、全国平均では一戸建ての方が多くなっています。

しかし、神奈川県に限定して見るとこの傾向は逆転します。神奈川県内の住宅のうち、一戸建ては約174万戸で全体の40.7%にとどまるのに対し 、共同住宅は約243万4千戸で57.0%です。

全国的な水準とは異なり、神奈川県はすでにマンション等の共同住宅の方がストック(総数)として多く存在しているという、都市部ならではの特徴を持っています。

参考:令和5年住宅・土地統計調査

マンションと戸建て、寒いのはどっち?

一般的に、冬場に寒いと感じやすいのは戸建てです。

戸建ては窓の数が多く、建物の四方や屋根が直接外気に触れているため、断熱性能が不十分だと外の冷気が室内に伝わりやすくなります。

対してマンションは、鉄筋コンクリート造による高い気密性を備えているうえ、上下左右を他の住戸に囲まれている場合、外気の影響を受けにくく、室内の暖かい空気が逃げにくいという構造的なメリットがあります。

もっとも、近年の新築戸建てや、断熱リフォームを施した中古戸建てであれば、気密・断熱性は飛躍的に向上しており、マンションと同等以上の暖かさを実現することも十分に可能です。

寒さが気になる方は、物件見学の際に窓(サッシ)の種類や、断熱材の有無を忘れずに確認しておきましょう。

戸建てやマンション探しならウスイホームにご相談を

戸建てとマンションのどちらを購入するか悩んでいる、すでに決めていて物件を探されている場合はウスイホームにご相談ください。

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【ウスイホームの強み】

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戸建て・マンション選びで大切なこと│希望やライフプランの軸を明確にしよう

戸建てとマンション、それぞれの特徴を比較してきましたが、「絶対にこちらが良い」という正解はありません。最適な住まいは、一人ひとりのライフプランや重視する価値観、そして予算によって全く異なるからです。

重要なのは、この記事で触れた様々な比較ポイントを参考にしながら、「自分自身が住まいに何を求めているのか」を考え、譲れない条件と妥協できる点の優先順位をはっきりさせることです。その軸が定まれば、膨大な情報の中でも迷わず、自分たちにとってベストな選択をしやすくなります。

もし判断に迷う場合は、一人で悩まず、不動産会社のプロに相談してみるのも良い方法です。専門的な視点からのアドバイスが、きっとあなたの住まい選びの助けになるはずです。

監修者 海沼 仁(カイヌマ ヒロシ)
ウスイホーム株式会社 代表取締役社長

【経歴】
大学時代は不動産評価論を専攻。
卒業後、1997年にウスイホーム株式会社入社。売買仲介部門の新人賞を受賞。
2001年、新店の上大岡店店長に就任。以降、各店店長を歴任。特に新店舗の立ち上げを得意とし、後にエリアマネージャーに抜擢される。
2012年より取締役に就任。主に横浜、湘南エリアでの商圏拡大に尽力している。
2021年には創業45周年を機に、SDGs推進に取り組む「ウスイグループSDGs宣言」を制定。地域貢献活動にも力を入れている。
2025年4月、ウスイホーム株式会社代表取締役社長に就任。

地域密着型営業で築き上げてきた不動産業界のキャリアと実績から、顧客の信頼も厚く、幅広い人脈を持つ。著名人・有名人からの相談や紹介も多い。

【資格】
宅地建物取引士
CPM(米国不動産経営管理士)
日本RSP協会 不動産仲介士 試験問題監修委員
執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム
1976年に神奈川県で創業。お客様と地域の発展のため、横浜・湘南・横須賀エリアで戸建てや中古マンション購入のお手伝いをさせて頂いております。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、戸建てやマンションを購入・検討する際に役立つ情報を発信しています。
お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact