横浜は日本の中でも有名な街の一つですが「実際にはどこにあるの?」「横浜市に引っ越す予定だけど、通勤や通学を考えたら市内のどこに住めば便利?」など、意外にも横浜のことを知らないという声を聞くことがあります。
そこで本記事では、横浜市内にある全18区の特徴や魅力、交通網を解説。横浜のソウルフードや横浜発祥グルメなど、横浜の魅力について詳しく紹介します。
監修者 海沼 仁(カイヌマ ヒロシ) 【経歴】 ウスイホーム株式会社 取締役。 大学時代は不動産評価論を専攻。 卒業後、1997年にウスイホーム株式会社入社。売買仲介部門の新人賞を受賞。 2001年、新店の上大岡店店長に就任。以降、各店店長を歴任。特に新店舗の立ち上げを得意とし、後にエリアマネージャーに抜擢される。 2012年より取締役に就任。主に横浜、湘南エリアでの商圏拡大に尽力している。 地域貢献活動にも力を入れ、2021年には創業45周年を機に、SDGs推進に取り組む「ウスイグループSDGs宣言」を制定。 地域密着型営業で築き上げてきた不動産業界のキャリアと実績から、顧客の信頼も厚く、幅広い人脈を持つ。著名人・有名人からの相談や紹介も多い。 【資格】 宅地建物取引士 CPM(米国不動産経営管理士) 日本RSP協会 不動産仲介士 試験問題監修委員 |
横浜はどこ?何県?神奈川県にある横浜市の特徴
横浜は日本の中でも有名な観光地ですが、実際のところ何県でどこにある?という疑問を持つ人も少なくありません。まずは、横浜市がどこにあるのか、人口、特徴について解説します。
画像:横浜市内の全18区
神奈川県にある横浜市は人口377万人の政令指定都市
「横浜」は東京都の隣県である神奈川県にあります。横浜市の人口は約377万人、世帯数は約181万世帯(人口:3,773,050人/ 世帯数:1,813,835人/ 2024年5月1日時点)の政令指定都市です。
約377万人がどれくらいの人数かというと、例えば、南米のウルグアイという国の全人口が約349万人(世界銀行/2021年)、欧州にあるクロアチアの全人口が約385万人(クロアチア政府統計局/2022年)と、小規模な国の全人口に匹敵する人数といえます。
●政令指定都市とは? 全国にある792の市のうち現在は人口70万人以上の20の都市が指定を受けていて、地方自治法では「指定都市」と表されます。神奈川県には、全国で唯一、川崎市、相模原市と3つの政令指定都市があります。 指定都市一覧 総務省 指定都市とは 指定都市市長会 |
参考:神奈川県の概要 神奈川県
横浜市の特徴|横浜=海・都会だけでなく自然も豊か
画像:横浜市栄区のいたち川
横浜といえば、みなとみらいに代表されるような、「海」、「港」、「都会」といったイメージを持つ人も多いのです。しかし、実際のところは、緑や畑が多いエリアがあるのも横浜の特徴です。
横浜市の調査によると、横浜市内の全体の緑地率は27.8%ですが、緑区40.6%、栄区38.8%(令和1年)と、エリアによっては区全体の40%近くが自然豊かな街並みであることがわかります。
参考:
令和元年度緑被率の調査結果について 横浜市
いたち川 横浜市栄区
ソウルフードはシウマイ。横浜発祥グルメも
横浜にはおいしいグルメがありますが、今回は横浜のソウルフードとされるシウマイやラーメン、横浜発祥グルメについて紹介します。
横浜市民のソウルフードはシウマイ
横浜にはおいしいレストランやカフェが数多くありますが、横浜市民のソウルフードの一つとして人気があるのは、シウマイです(※)。
シウマイの購入数量に関する総務省の調査では、全国1位が横浜市(2,428円)、2位が隣市の川崎市(1,813円)、3位が同じ神奈川県の相模原市(1,589円)と、神奈川県がトップ3位までを占める結果に。全国の年間平均金額が1,093円なので、他より多いことがわかります。
これは横浜発祥でシウマイ弁当で有名な「崎陽軒(きようけん)」の影響があると考えられます。帰宅が遅くなった日の夕飯のおかず、イベントのある日のランチ、お出かけのお弁当は崎陽軒というのが、はまっ子あるあるなのです。
※崎陽軒では「シュウマイ」ではなく「シウマイ」と記載するため、本記事でも後者で統一しました。
参考:家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市 ランキング(2021年~2023年) 総務省統計局
横浜発祥グルメ
横浜は日本のアイスクリーム発祥の地など、横浜発祥とされるおいしいグルメも有名です。横浜発祥グルメについて解説します。
ドリア・ナポリタン・プリンアラモード
シーフードドリア、ナポリタン(スパゲッティ)、プリンアラモード、これらの有名な洋食は、実は、横浜にある「ホテル・ニューグランド」の「コーヒーハウス ザ・カフェ」というレストランが発祥です。
今もホテルニューグランドには同じレストランがあり、当初のままのメニューを食べることができます。横浜市民の間でも、いつかは行きたい憧れのレストランとして有名です。
ラーメンも!サンマーメン・家系ラーメン
もやしを中心とした野菜炒めにとろみをつけた具がのっている「サンマーメン」は横浜発祥といわれています。横浜市内の街中華の間では定番メニューとなっており、横浜市民に馴染みの深いラーメンです。また、同じラーメンでも「家系ラーメン」も横浜から全国に広がったとされています。
発祥ではないけど勝烈庵は横浜市民のソウルフード
カツレツが日本で最初に提供されたのは東京とされていますが、昭和2年に洋風のカツレツを和風にアレンジして人気を得たとされるのが横浜で創業した「勝烈庵(かつれつあん)」です。
サクサクの衣と、ジューシーなお肉、秘伝の濃いめのソース、セットで出されるシジミ汁は、今も横浜市民に愛され続けています。世界的に有名な芸術家、棟方志功が書いた女性の顔と店名の文字も、多くの市民に親しまれています。
横浜どこに住む?憧れで選ぶ
画像:横浜市中区 大さん橋から見た赤レンガ倉庫やみなとみらい
ここからは横浜市にある18区について、通勤や通学で住むならどこに住む?という視点で各区の魅力や特徴を解説します。参考として、各区の新築戸建ての物件情報についても紹介していきます。
はじめに紹介するのは、海、都会といった多くの人が憧れる「横浜」のイメージを持つ西区、中区を紹介します。
※新築戸建て物件の価格相場は条件によって大きく変わりますが、本記事では、主に3LDK(80㎡)〜4LDK(120㎡)の家族向け新築戸建てを目安として紹介します。
横浜市西区|都会的・国際色も豊かで芸術があふれる街
横浜の港や夜景シーンで有名な大観覧車(コスモクロック21)があるのが横浜市西区です。日本の乗車数ランキング4位の横浜駅があるのも西区で、まさに横浜の中心といえる街。
国際的な大規模会議や大型コンサートなどが開催されるパシフィコ横浜、世界的な芸術作品が展示されている横浜美術館、大物アーティストのライブ会場として最近オープンしたKアリーナなど多彩な文化や芸術に触れられる国際色豊かな魅力ある街です。
●周辺の物件相場
横浜駅周辺は百貨店や飲食店、オフィス街が中心ですが、横浜駅からバスを利用する北軽井沢周辺や、1〜2駅離れた戸部周辺まで足を延ばせば、新築戸建てで4,900万円〜5,800万円前後で探すことも可能でしょう。
主な乗り入れ路線
西区へ乗り入れている電車は数多く、都内、横浜どこへでも通勤・通学は可能でしょう。
JR東海道本線
JR湘南新宿ライン
JR上野東京ライン
JR京浜東北線
JR根岸線
JR横須賀線
横浜市営地下鉄ブルーライン
横浜高速鉄道みなとみらい線
京浜急行本線
相模鉄道本線
東急東横線
横浜市中区|赤レンガ倉庫・中華街があるThe横浜という街
横浜市西区と隣接しており、赤レンガ倉庫、横浜中華街、山下公園など、The横浜というのが中区です。国指定名勝の三渓園、緑豊かな根岸森林公園など憩いの場所となっている名所もあります。プロ野球チーム、横浜DeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアム、最近新しく開庁した横浜市役所、神奈川県庁など行政の中心も中区にあります。
●周辺の物件相場
中華街に近い戸建てやマンション、山手と呼ばれる住宅街の物件は6,000万円〜1億円と高級物件が多いですが、山手駅からバスを利用する本牧町や本郷町は5,000万円~5,500万円前後の戸建てを探すこともできるでしょう。
主な乗り入れ路線
中区に乗り入れている電車は多く、都内、横浜ともに通勤・通学にはほぼ困りません。
JR根岸線
横浜市営地下鉄ブルーライン
横浜高速鉄道みなとみらい線
京浜急行線
横浜どこに住む?東京方面への通勤で選ぶ
東京方面へ通勤・通学を考えている人におすすめの神奈川区、鶴見区、青葉区、港北区、戸塚区を紹介します。
横浜市神奈川区|東京方面へのアクセス抜群
画像:横浜市神奈川区 JR京浜東北線の東神奈川駅付近から鶴見方面を空撮
横浜駅やみなとみらい駅方面へ、徒歩で30分前後で行けるため、休日にはショッピングやレジャーのほかに、散歩やジョギングコースとして訪れる人が多いです。桜の名所でもある三ッ沢公園はテニスコートや陸上競技場、プロサッカーチームの横浜FCやラグビーの横浜キヤノンイーグルスのホームグラウンドであるニッパツ三ッ沢球技場が併設しており、自然やスポーツを身近に感じられる環境が魅力です。
●周辺の物件相場
横浜駅から徒歩圏内とのことで物件相場も、4,400万円〜5,800万円前後で推移しています。
▶横浜市神奈川区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
みなとみらい駅から渋谷まで直通している東急東横線、品川駅へ直通する京浜急行線、東京や上野方面へ行くJR京浜東北線が乗り入れているため、都内への交通の便は抜群です。
JR京浜東北線
JR横浜線
横浜市営地下鉄ブルーライン
京浜急行本線
東急東横線/みなとみらい線
横浜市鶴見区|品川や羽田空港へも1本でアクセス
川崎市との市境にあり京浜工業地帯がある街です。レアールつくの商店街、豊岡商店街など大きな商店街がいくつかあり下町情緒のある街並みが特徴です。できたてのビールが楽しめる「キリンビール 横浜工場」は人気スポットです。
車のアクセスとしては川崎隣接でアクアラインが近いため、仕事、ゴルフやレジャーで千葉方面へ行く機会が多い人におすすめの区といえるでしょう。
●周辺の物件相場
交通アクセスもよく魅力ある街ですが、下町ということもあり価格帯は4,500万円〜5,000万円前後で、神奈川区などと比較すると少し低めの相場となっています。
▶横浜市鶴見区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
京浜急行線は品川・泉岳寺方面へ1本でアクセス可能。京浜急行の空港線の利用で羽田線へも1本でアクセスできます。
JR京浜東北線
JR鶴見線
京浜急行本線
横浜市青葉区|渋谷へ30分。子育てしやすい街
川崎市と東京都町田市に隣接していますが、100haの広さがある子どもの遊び場「こどもの国」に代表されるような緑豊かで心癒されるエリアが多いのも特徴です。青葉台東急スクエアや、たまプラーザテラスなど大型ショッピングセンターもあり子育て世代に人気です。
車のアクセスとして、東名高速道路の青葉ICがあるため、車で東京都内へ移動するにも便利でしょう。
●周辺の物件情報
都内へのアクセスのよさ、ショッピングセンターなど生活しやすい環境から物件相場は、6,000万円〜6,700万円前後と横浜市内でも高めの傾向です。
▶横浜市青葉区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
田園都市線の利用で渋谷まで30分前後。都内への通勤・通学者が多いことから「横浜都民」と呼ばれることがあります。
横浜市営地下鉄ブルーライン
東急田園都市線
こどもの国線
横浜市港北区|都内・横浜はもちろん、新横浜から新幹線も
画像:横浜市港北区 新幹線が通る新横浜駅と日産スタジアム
港北区には大物アーティストが公演を行う横浜アリーナ、サッカーの横浜F・マリノスのホームスタジアムでサッカーワールド杯が行われた日産スタジアム、スケートの国際大会が催される横浜アイスアリーナなど文化やスポーツ、芸術に気軽に触れられる環境が整っています。
●周辺の物件情報
新横浜駅や東急東横線が利用できる利便性のよさから、港北区もやや高めの5,600万円〜6,200万円前後が相場となっています。
▶横浜市港北区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
横浜へも5〜15分、渋谷へも30分ほどとアクセス抜群。東海道新幹線が通る新横浜駅もあり、出張が多い会社員の住まいとしても検討したいエリアです。
JR京浜東北線
JR横浜線
横浜市営地下鉄ブルーライン
横浜市営地下鉄グリーンライン
京浜急行本線
東急東横線/東急新横浜線
横浜市戸塚区|JR線、市営地下鉄どちらも利用可能
東急プラザ戸塚、西武東戸塚S.Cなど、暮らしに便利な大型ショッピングモールがある駅周辺と、閑静な住宅街や緑豊かな自然とが融合した街並みが特徴です。お正月に開催される「箱根駅伝」の戸塚中継所や周辺の沿道では、毎年、応援を楽しみにしている市民も多いです。
●周辺の物件情報
都内へのアクセスがよい区の中では比較的抑えられた物件相場で、4,400万円〜5,000万円前後で推移しています。
▶横浜市戸塚区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
JR線が複数路線あることから都内へのアクセスが抜群です。
JR東海道線
JR横須賀線
JR湘南新宿ライン
横浜市営地下鉄ブルーライン
●おすすめ記事:地域の魅力~戸塚|ウスイホーム
横浜どこに住む?横浜市内への通勤で選ぶ
横浜市の中でも、横浜市内への通勤・通学をメインで考えたときにおすすめの南区、港南区、保土ヶ谷区、都筑区を紹介します。
横浜市南区|みなとみらいエリアも近い
画像:横浜市南区 弘明寺公園の展望台から見た横浜の風景
横浜市南区は中区や西区に隣接しており、みなとみらいエリアまで徒歩30分程度で行ける地域もあります。横浜最古のお寺である弘明寺や伝統芸能が楽しめる演芸場がある三吉橋通り商店街など下町の雰囲気を感じられる街並みも多いです。
●周辺の物件情報
東京都へのアクセスも良好なため、通勤・通学における利便性が高く人気のエリアで、新築戸建て相場は4,600万円〜5,200万円前後です。
主な乗り入れ路線
区内にある各駅から、横浜駅まで10〜15分前後で行けます。
横浜市営地下鉄ブルーライン
京浜急行本線
横浜市港南区|上大岡駅は近隣のターミナル駅
港南区の中心ともいえる上大岡駅は、京急百貨店、映画館、大型ショッピングセンターなど、あらゆる店舗が駅前にそろっています。横浜市営地下鉄ブルーラインの上永谷駅やJR線の港南台駅も、駅前スーパーの充実度と閑静な住宅街とのバランスがよく暮らしやすいと人気エリアです。
●周辺の物件情報
京浜急行線で快速特急をはじめすべての種別が停車する上大岡駅は、横浜市営地下鉄ブルーラインも乗り入れているため人気の駅です。都心へのアクセスもよいため、物件相場価格は、4,600万円〜5,200万円前後です。
▶横浜市港南区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
京浜急行線またはJR根岸線沿線を選べば都内への通勤・通学にも便利でしょう。
JR京浜東北線
横浜市営地下鉄ブルーライン
京浜急行本線
●おすすめ記事:地域の魅力~上大岡|ウスイホーム
●おすすめ記事:【専門家監修】上大岡戸建て購入|新築・中古一軒家の相場・周辺情報|ウスイホーム
横浜市保土ヶ谷区|横浜駅から電車で3分のエリアも
画像:横浜市保土ヶ谷区 相鉄線 星川駅・天王町駅/西横浜駅(西区)とJR東海道・横須賀線線路(手前)
保土ヶ谷区にあって横浜のアメ横と称される横浜洪福寺松原商店街は新鮮でおいしい食材が安いと有名です。
交通の便では、相鉄線の西谷駅は横浜駅行きと、埼京線・東急東横線直通の新横浜・東京方面行きの分岐点となる駅で、すべての電車が停車する利便性の高い駅です。
車のアクセスも、区の中心を通る新保土ヶ谷ICを使用することで東名高速、横浜新道で湘南方面、第3京浜経由で都内、横浜横須賀道路経由で三浦半島へもアクセス抜群なのが特徴です。
●周辺の物件情報
子育て世帯にも人気のエリアで、保土ヶ谷区の物件相場は4,400万円~4,800万円前後です。
▶横浜市保土ヶ谷区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
横浜のほぼ中心に位置する保土ヶ谷区は、横浜駅から保土ヶ谷駅(JR線)まで電車で約3〜4分、星川駅(相鉄線)へも快速で約3分と横浜駅からの近さが大きな魅力です。
JR横須賀線
JR湘南新宿ライン
相模鉄道線
横浜市都筑区|2つの市営地下鉄で横浜方面へのアクセスよし
スウェーデン発祥のおしゃれな家具を販売するIKEA、大型ショッピングモールのららぽーと横浜があるのが横浜市の北部にある都筑区です。商業施設から一歩離れると、豊かな田園風景が広がっています。
●周辺の物件情報
子育て世代に人気の区になっており、物件相場は市内でも少し高めの5,000万円〜6,300万円前後です。
▶横浜市都筑区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
横浜駅、関内駅、新横浜駅(ブルーライン)、東急東横線とつながる日吉駅(グリーンライン)と横浜市内の主要な駅や路線とつながっていて、横浜市内の通勤・通学に便利です。
横浜市営地下鉄ブルーライン
横浜市営地下鉄グリーンライン
横浜のどこに住む?海のレジャー・アクセスで選ぶ
画像:横浜市金沢区 海の公園の砂浜から見た八景島シーパラダイス
横浜市で海に面した区は、鶴見区、神奈川区、西区、中区、磯子区、金沢区の6区ですが、ここでは、釣りや砂浜など海のレジャーを身近に楽しめる区として、金沢区と磯子区を紹介します。
※鶴見区や神奈川区は主に工場や港エリア。西区や中区は主に海を公園から眺めたり、クルージングで楽しむようなエリアといえます。
横浜市金沢区|海風を感じる魅力ある街
金沢区は海に近い街で、八景島シーパラダイス、潮干狩りができる海の公園、平潟湾に浮かぶ島にある野島公園があります。昔からある落ち着いた住宅街も多く、子育て世代からシニア世代までとても暮らしやすい街です。
●周辺の物件情報
海などのレジャーだけでなく、京浜急行線で品川駅まで1本で行ける通勤・通学の利便性の高さも兼ね備えたエリア。物件相場は4,500万円〜6,000万円前後です。
▶横浜市金沢区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
●主な乗り入れ路線
金沢文庫駅から品川駅まで快速特急で40分前後で到着します。金沢文庫駅からは通勤時間帯限定&全席指定&品川までノンストップで行き来するモーニングウイング号(帰宅時間のイブニングウイング)の利用が可能です。
京浜急行線
横浜シーサイドライン
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横浜市磯子区|海だけじゃなく交通アクセスも抜群
釣りスポットや海が近い公園があるのが磯子区の特徴の一つです。 昔からある京浜急行線の杉田エリアには商店街や住宅街、公園などがバランスよくそろっています。JR根岸線の磯子駅は乗降客が多く、駅周辺には商業施設や飲食店が充実しています。自然と暮らしのバランスが整う暮らしやすい街です。
●周辺の物件情報
磯子区の一戸建ての物件相場価格は、4,700万円〜5,000万円前後です。各駅には商店街や公園が所在し、子育て世代からシニア層まで幅広い年代が過ごしやすい街並みです。
▶横浜市磯子区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
JR線の磯子駅は始発の電車も多く座れる可能性が高いのが魅力です。JR線の新杉田駅や京浜急行線の杉田駅どちらも約40分ほどで品川駅に到着します。
JR根岸線
京浜急行線
横浜シーサイドライン
●おすすめ記事:地域の魅力~杉田|ウスイホーム
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横浜のどこに住む?自然豊かな環境で選ぶ
横浜市の中でも、自然豊かなエリアを紹介します。子どもやペットと自然たっぷりの環境でのびやかに暮らしたい、老後の生活をゆっくり過ごしたいという人におすすめです。また、物件価格も横浜市内では少し下がる傾向のため、予算を抑えたい人も検討したいエリアといえるでしょう。
横浜市旭区|横浜動物園ズーラシア。横浜・新横浜・都内へも1本で
画像:横浜市旭区 初夏の里山ガーデン
横浜市の西部にある旭区は、国内最大級で45.3haもの広さがある横浜動物園ズーラシア、100種類以上の草花が楽しめる里山ガーデン、ホタル観察ができるこども自然公園に代表されるような緑豊かな区です。神奈川県民が運転免許証を取得する際に必ず訪れる二俣川運転免許センターもあります。
●周辺の物件情報
相鉄線の都心へ乗り入れで、通勤・通学の利便性がよくなり人気が出ているエリアです。現時点での物件相場価格は4,800万円〜5,200万円前後です。
主な乗り入れ路線
乗り入れている電車は相鉄線のみですが、JR埼京線または東急東横線との直通電車が開業したことで、新横浜、渋谷、新宿へ1本でアクセスできるようになりました。
相模鉄道線
横浜市瀬谷区|小田急線への乗り換えが便利。大型テーマパークも
横浜市の最西部にある瀬谷区には、緑深い瀬谷市民の森や子どもが遊べる瀬谷本郷公園などがある自然豊かな街です。三ツ境駅にはイオンや相鉄LIFEのシッピングセンター、昔ながらのお店が並ぶ三ツ境商店街があり、ゆったりとした暮らしを楽しめるでしょう。
●周辺の物件情報
瀬谷区の新築一戸建ての物件相場価格は4,600万円〜5,000万円前後です。米軍基地跡地には2031年頃に、ディズニーランド級の超巨大テーマパークと新交通システムが開業するとされており、今後注目のエリアといえるかもしれません。
▶横浜市瀬谷区の新築一戸建て(新築一軒家・新築分譲住宅)一覧
主な乗り入れ路線
旭区同様、相鉄線のみの乗り入れですが、瀬谷駅から海老名方面へ2分の大和駅からは、小田急線への乗り換えがスムーズで、小田急線ユーザーにも人気のエリアです。
相模鉄道線
横浜市泉区|自然豊かな街。藤沢市へも乗り換えなしで
横浜市泉区~瀬谷区 和泉川と里山の風景
和泉川沿いにある和泉川親水広場は、子どもの水遊びやピクニック、ウォーキングやジョギングを楽しむ人でにぎわいます。2024年開業の大型集客施設「ゆめが丘ソラトス」には映画館なども併設されます。駅から離れれば田園風景が広がり、ゆったりとした時間を感じる街並みが特徴です。
●周辺の物件情報
泉区の一戸建ての物件相場価格は4,500〜4,800万円前後です。
主な乗り入れ路線
相鉄いずみ野線の上りは横浜、新横浜、渋谷方面、下りは藤沢市にある湘南台駅まで乗り換えなしでアクセス可能。立場駅には横浜市営地下鉄ブルーラインや、大きなバスターミナルがあり、横浜市内へのアクセスも良好です。
横浜市営地下鉄ブルーライン
相鉄いずみ野(相模鉄道線)
横浜市緑区|横浜市緑地率第一位。新横浜へ電車で7分
主要駅周辺は商業施設や飲食店などで賑やかな雰囲気ですが、少し行くと落ち着いた住宅街や自然が広がっており、緑の中でのんびり過ごしたい人におすすめです。ホタルやカワセミ観察ができる神奈川県立四季の森公園もあります。
●周辺の物件情報
車では、山下長津田線という幹線道路で緑区長津田町から中区山下町まで1本でアクセス可能と車の利便性も高いです。新築戸建ての物件相場価格は5,100万円〜6,000万円前後で推移しています。
主な乗り入れ路線
緑区は港北区と隣接しているため、JR横浜線の鴨井駅から新横浜駅までは約7分で行けます。新幹線の利用が多い人に便利な立地です。
JR横浜線
東急田園都市線
こどもの国線
横浜市営地下鉄グリーンライン
横浜市栄区|自然あふれる街。JR根岸線で都心へのアクセス良好
都会のような派手さはありませんが、自然豊かな住環境が大きな魅力です。区のシンボルリバーである「いたち川」では、水遊びを楽しむ子どもたちの姿が多く見られます。四季折々の風景を感じながら、穏やかな生活を楽しみたい方にもおすすめです。
●周辺の物件情報
JR根岸線の利便性もあり栄区の新築戸建ての物件相場価格は、4,700万円〜5,500万円前後で推移しています。
主な乗り入れ路線
JR根岸線の本郷台駅から横浜駅まで乗り換えなしで約25分〜30分、東京駅までは約50分で到着します。下り方面を利用すれば、鎌倉や湘南の海方面へもアクセスしやすい好立地です。
JR根岸線
横浜のどこに住む?車通勤で選ぶ
画像:横浜市保土ヶ谷区 第三京浜保土ヶ谷料金所付近
横浜のどこに住む?という視点の中でも、車通勤で選ぶケースもあるでしょう。ここでは主要な幹線道路と、おすすめの区を紹介します。
第三京浜|保土ヶ谷区・都筑区・港北区
横浜市保土ヶ谷区や都筑区、港北区エリアには、第三京浜道路が走っています。第三京浜は、東京都世田谷区上野毛から、横浜市保土ヶ谷区岡沢町までを結ぶ全長16.4キロメートルの有料道路です。
世田谷区の玉川ICを起点に、港北区の都筑IC、都筑区の港北ICを経由し、保土ヶ谷ICまでをつないでいます。平日・休日問わず多くの車が往来しており、通勤のルートとして使用する人は多いです。
高速神奈川7号横浜北西線を利用すれば、港北ICから東名高速道路横浜青葉ICへもスムーズに移動できます。
東名高速道路|青葉区・緑区・旭区・瀬谷区
東名高速道路も、東京都内への移動によく利用される道路です。名古屋までつながる下り線には有名な海老名SAがあります。仕事はもちろん、箱根・静岡・山梨などへのお出かけにも利用できるでしょう。
東京から川崎ICを経て、横浜青葉IC(横浜市青葉区)、横浜町田IC(横浜市緑区)を縦断しているため、青葉区や緑区からのアクセスが便利。保土ヶ谷バイパスを経由すれば、旭区・瀬谷区からも約15分ほどで横浜町田ICに到着します。
保土ヶ谷バイパス~首都高湾岸線|保土ヶ谷区・旭区・瀬谷区
保土ヶ谷バイパスとは横浜市保土ヶ谷区から東京都町田市をつなぐ国道16号のバイパス道路です。通行料は無料で、東名高速道路横浜町田ICに直結しており、保土ヶ谷区や旭区、瀬谷区からの移動に利用しやすいです。
また、国道1号横浜新道(戸塚区~東京方面)、国道16号横浜新道(横浜駅方面)、横浜横須賀道路(横須賀方面)、首都高速道路(ベイブリッジ~東京方面)、第三京浜道路(東京方面)と複数の主要道路とも接続しているため、周辺地域の根幹道路としての役割を担っています。
国道1号線|鶴見区・戸塚区
国道1号線といわれる一般国道1号は、東京都中央区日本橋から大阪府大阪市を結ぶ全長約750キロメートルの主要幹線道路です。東海道として神奈川県や静岡県、愛知県、滋賀県や三重県などを経由しています。横浜市内では、鶴見区や戸塚区、保土ヶ谷区などを走っています。
東京から横浜の間は第二京浜国道とも呼ばれ、東京都から川崎市、横浜市をつなぐ大動脈として多くの人に利用されています。
横浜各区の魅力と通勤・通学の利便性にあったエリアを選んで暮らそう
横浜市は都会だけでなく、どこのエリアにも魅力的で暮らしやすい住宅街が数多くあります。通勤・通学の利便性、休日の趣味や過ごし方、子どもと楽しむ時間など、自分や家族が大切にしたい優先事項を考えて、自分や家族に合った横浜の街を探してみましょう。
執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム 1976年に神奈川県で創業。お客様と地域の発展のため、住宅に係わるあらゆるお手伝いをさせて頂いております。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、新築戸建てや中古戸建てを検討・購入する際に役立つ最新情報を発信しています。 お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact |