駅周辺を知り愛している方にお話しを伺い紹介している「地域の魅力」。今回は「金沢文庫」の魅力や見どころなどを紹介します。
金沢文庫は、京急電鉄の電車車庫にあたり、快速等が停まる主要駅の一つ。今回は、金沢文庫で頑張るママを象徴する子育てサークル「金沢区ママ」の代表を務める上野さやかさんにお話を伺いました。
子育てサークル「金沢区ママ」代表
上野 さやか Ueno Sayaka
1985年、横浜市南区生まれ。2児の母。
祖父母の家が金沢区にあり、幼少期より金沢区内へよく来ていた。
小学5年生のときに金沢区能見台へ転居。中学、高校も金沢区。
アルバイトもずっと金沢区。区内の保育園で15年勤める。
長男出産の際に子育てサークル金沢区ママを立ち上げ、現在も活動している。
― 2007年に「金沢区ママ」をつくったきっかけは?
出身は横浜市南区なのですが、育ちも住まいも能見台でした。22歳と早い時期に結婚し、16年前に子どもができて金沢文庫に引っ越してきたのがはじまりです。
隣町からの引っ越しなので、そんなに大きな環境変化はないかと思っていましたが、幼い子どもを連れて公園に行っても同世代のママにも会えなかったので「公園デビュー」や「ママ友」などもなく、かといってずっと家にいるのもキツかったので、私のような思いをもっている同世代のママたちが集まって話したり、過ごせたりできる機会を作りたいと思うようになり、まずは同じ思いの人たちに共感してもらえたらとSNS発信から始めました。
― それから16年経ち、現在の活動は?
スタート時点もそうでしたが、SNSでの地域情報発信は変わらず続けているのですが、アクセサリーなどを手作り販売する「ハンドメイドマーケット」や、ママたちの集える場所「ママカフェ」をメインに、親子食堂や永島農園のしいたけ狩り体験、各地元イベントへの参加などを行っています。ママカフェや恵方巻きを作って楽しむ親子食堂などは、地元のレンタルスペースのキッチンをお借りして開催しているのですが、開催できるのは、地元の子育てに理解のある方が多く、その協力があってこそだと思っています。
2023年10月末には、多くのお店や施設に協力してもらい「ハロウィン」イベントも開催することができ、協力いただいたお店以外にも、駅前には大勢の方々が集まっていました。
― 金沢文庫とはどんな街ですか?
そうですね。金沢文庫の話でしたよね(笑)。
幼少の頃は能見台に住んでいたので、金沢八景にある地区センターによく遊びに行ってました。何歳だったかは忘れてしまいましたが、能見台のイトーヨーカドーはまだなく、公団住宅もこれからという時代でしたので、金沢文庫も田舎とは言わないまでも、同じようなイメージです。
振り返れば、金沢文庫駅前には飲食店の多いすずらん通りをはじめ、アピタ(旧ユニー)などの施設、金沢自然公園や横浜市立金沢動物園もあり、緑もあって自然と街が融合するようなところだと思います。今この金沢区ママの拠点(旧ルンビニわらべ幼稚園)も釜利谷に構えており、凄く住みやすく大好きな街です。
― 今の拠点は幼稚園の跡地ですか?
はい。もともとはお寺さん主幹の幼稚園(旧ルンビニわらべ幼稚園:横浜市金沢区釜利谷東1-24-8)で、その後はママさんたちが協力して運営するドイツの教育システムを取り入れた幼稚園になりました。ただ夫婦共働きが増えるのに伴い、幼稚園の入園者が減少して残念ながら2017年3月に閉園してしまったそうです。
ただ良い立地ですし、まだまだ使える建物なので、2021年4月より金沢区ママの拠点として使用させてもらってます。
― 2022年末に京急がオープンした「よりみちガーデン」とご縁があると聞きましたが?
横浜市金沢区泥亀にある「よりみちガーデン」はシェアスペースで、スペースの活性化を担うコミュニティーマネージャーを募集していて、その1つが「金沢区ママ」になりました。ここは金沢区役所に近いし、乳幼児健診の日にイベントを行うとママ同士の交流が広がるので凄く良いところです。また、ここで出会った学生さんらにもイベントの協力や、活動など、様々な場面で助けてもらっています。お年寄りから学生まで、世代や地域を超えた場所でもある気がします。
― おすすめのお店・スポットは?
メジャーどころといえば、金沢文庫駅から徒歩で約10分のところにある称名寺ですね。寺院内は庭園になっていて、春には桜が、秋には銀杏の紅葉が見られるなど、春夏秋冬でいろいろな景色が楽しめる見どころ満載のスポットです。
桜の見どころといえば、釜利谷から金沢文庫駅の脇を抜けて平潟湾に流れる宮川という川沿いでも時期になると咲いています。遊歩道にもなっていて大通りの裏でもあるので、お子さん連れでも安心して花見もできると思います。
割とマニアックなところでいうと、金沢区自然公園北谷口には蛍を鑑賞できるスポットがあります。
地元団体の努力により、時期になるとたくさんの蛍が幻想的な光を放ちながら飛びまわっています。
― 今後の抱負は?
長年勤めてきた保育士も3年前に退職しましたので、今は「金沢区ママ」に注力した日々を送っています。
金沢文庫も含め金沢区は人口が減少して少子高齢化が進んでいる状況です。「#子育てするなら金沢区」(ハッシュタグ)を唄い、多くの子育てをしている方々とご一緒にやっていきたいと思っています。
金沢区は、コストコ、イオンも2つ、八景島にある水族館ほか、多くの施設があり、海あり山あり、緑も豊かで見どころも多い場所なので子育てするのに環境として申し分ない場所です。自然と街が融合する金沢区をもっと多くの人に訴求していきたいと思っております。株式会社ではないので、規模を大きくしたいなどよりも、困っている子育ての人たちの一助となれば。
― 最後になりますが、「金沢文庫」の魅力とは?
2022年には金沢文庫の西口も商店会が設立され、東口のふれあい、すずらん通りと共同して一体的に街の活性化を図ろうとしています。30代~50代がメインとなり、ますます活性化している実感があります。ぜひ、多くの人たちにご参加いただきたいです。
「#子育てするなら金沢区」ですね。
【金沢文庫メモ】
金沢文庫は神奈川県横浜市金沢区の南部に位置し、東側は横浜・八景島シーパラダイスや横浜市で唯一の海水浴場の海の公園、西側は金沢自然公園や金沢動物園と、海と山が徒歩圏内にある場所になっています。
また京急線の快特停車駅はでは横浜最南端となっており、朝の通勤・通学時間帯は増結車両もあるため、座って横浜・川崎・品川方面に通えるメリットもあります。
【金沢文庫駅の1日平均乗降人員(2022年度)】
京急線金沢文庫駅:58,934人(京急全線中6位)
*1位:横浜/2位:品川/3位:上大岡/4位:京急川崎/5位:羽田空港第1・第2ターミナル/7位:横須賀中央/8位:金沢八景/9位:京急鎌田/10位:平和島
歴史的には、駅名にもなっている「金沢文庫」は、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で小栗旬が演じた北条義時の孫にあたる実時が鎌倉時代中頃に造った武家の文庫、今でいう書庫・図書館で、菩提寺である称名寺の一角に、今も神奈川県立博物館として存在しています。
駅から徒歩圏内には区役所・警察署など官公庁をはじめ、スーパーやドラッグストア、コンビニやスポーツクラブなど「衣・食・住・遊」がバランスよく揃っている魅力的な街です。
金沢警察署:横浜市金沢区泥亀2丁目10-1
【総合病院】
【スーパー】
【ドラッグストア】
マツモトキヨシ 金沢文庫駅店:横浜市金沢区谷津町384
クリエイトS・D 金沢文庫駅前店:横浜市金沢区釜利谷東2丁目15-3
サカイヤ アピタ金沢文庫店:横浜市金沢区釜利谷東2丁目1-1-1階
サカイヤ ユニオン店:横浜市金沢区泥亀2丁目5-1-100-1階
【スポーツクラブ】
MF CLUB 金沢文庫店:横浜市金沢区谷津町340 金沢文庫シンコービル 6F
カーブス 金沢文庫駅前:横浜市金沢区釜利谷東2丁目1-1 アピタ金沢文庫 2F
ダンロップスポーツクラブ 金沢文庫店:横浜市金沢区釜利谷東2丁目3-1
chocoZAP金沢文庫:横浜市金沢区釜利谷東2丁目11-5 阪谷ビル 1F
エニタイムフィットネス 金沢文庫店:横浜市金沢区泥亀1丁目17-15 大西第三ビル
【レジャー】
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執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム 1976年に神奈川県で創業。お客様と地域の発展のため、住宅に係わるあらゆるお手伝いをさせて頂いております。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、新築戸建てや中古戸建てを検討・購入する際に役立つ最新情報を発信しています。 お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact |