お風呂のリフォームを検討し始めると、「費用はどれくらいかかるのか」「浴槽だけの交換は可能なのか」など、さまざまな疑問や不安が浮かぶのではないでしょうか。特に戸建て住宅の場合、工事内容によって費用が大きく異なるため、事前に相場を把握しておくことが大切です。
本記事では、お風呂リフォームの費用相場をはじめ、戸建て住宅に多いリフォーム方法の違い、さらに浴槽の修繕や交換を検討すべき目安について解説します。お風呂リフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
お風呂・浴室リフォームの費用相場はいくら?

お風呂・浴室リフォームの費用は、工事の内容や選ぶ設備のグレードによって大きく異なります。一般的な戸建て住宅の場合、全体リフォームの目安はおよそ100万円前後が一つの基準とされていますが、部分的なリフォームであればより費用を抑えることも可能です。まずは全体像を把握し、ご自宅の状況に合った選択肢を検討しましょう。
お風呂リフォーム全体の費用相場一覧
お風呂リフォームには、浴室全体を一新するケースから、浴槽や給湯器のみを交換するケースまでさまざまな方法があります。代表的な費用相場は次のとおりです。
- ユニットバス交換のみ:90万~170万円程度
- 在来浴室からユニットバスへの交換:100万~200万円程度
- 浴室の場所変更を伴うリフォーム:200万~300万円以上
在来浴室とは、タイルやモルタルを使って現場で一から造作された浴室のことで、ユニットバスとは異なり、床・壁・浴槽が一体化していない従来型の工法を指します。
費用に幅がある理由は、ユニットバスや設備機器のグレード、浴室の広さ、断熱仕様の有無などによって金額が変動するためです。また、脱衣所の内装まで含めてリフォームする場合は、その分の工事費も加算されます。
単純な交換工事か、周辺空間まで含めた改修かによって総額は大きく変わります。
ユニットバス交換の費用相場
既存のユニットバスを新しいものへ交換する場合、一般的な戸建て住宅では90万~170万円前後が一つの目安とされています。ただし、選ぶ商品やオプション内容によっては上記の金額以上になることもあります。
費用には通常、以下の内容が含まれます。
- 既存ユニットバスの解体・撤去
- 新しいユニットバス本体の設置
- 給排水や電気配線の接続工事
- 基本的な内装補修
ユニットバスは、防水性や断熱性に優れている点が特徴です。15~20年前の製品と比べると、保温性能や掃除のしやすさが向上しているため、光熱費や日常の手間の軽減につながるケースもあります。設備更新を中心としたリフォームであれば、工期も比較的短く済むのがメリットです。
在来浴室からユニットバスへのリフォーム費用
タイル張りの在来浴室からユニットバスへ変更する場合、費用相場は100万~200万円程度が目安です。在来浴室は構造が個別設計のため、解体や下地補修に手間がかかりやすく、費用が上がる傾向があります。
具体的には、次のような追加工事が発生する場合があります。
- 床や壁の下地補修
- 断熱材の新設
- 給排水管の移設や更新
特に築20年前後の戸建てでは、配管の老朽化が進んでいることもあり、同時に更新するケースも少なくありません。床が冷たい、掃除がしづらいといった悩みがある場合は、ユニットバスへの変更によって快適性の向上が期待できます。
一方で、既存の構造条件によっては追加費用がかかる可能性もあるため、事前に現地調査を行い、工事内容と費用をしっかり確認しておきましょう。
部分的なお風呂リフォームの費用相場
浴室全体を交換しなくても、劣化が目立つ部分のみを改修する方法もあります。部分リフォームであれば、全体交換よりも費用を抑えやすいのが特徴です。
代表的な費用目安は以下のとおりです。
- 浴槽交換:約20万~50万円
- 壁パネル張り替え:約10万~30万円
- 床の張り替え:約10万~25万円
- 水栓交換:約3万~10万円
ただし、ユニットバスの種類によっては浴槽のみの交換が難しい場合もあります。また、部分的に修繕しても下地や配管が老朽化していれば、将来的に再工事が必要になる可能性もあります。目先の費用だけで判断するのではなく、今後10~20年の使用を見据えて検討しておきましょう。
戸建てのお風呂・浴室リフォームの主な方法

戸建て住宅のお風呂リフォームには、大きく分けて「ユニットバスを入れ替える方法」と「在来工法でリフォームする方法」の2つがあります。現在の浴室の状態や希望するデザイン、予算によって適した工法は異なります。それぞれの特徴や費用の傾向を理解したうえで、自宅に合った方法を選びましょう。
ユニットバスを入れ替える方法
ユニットバスを入れ替える方法は、戸建て住宅の浴室リフォームで多く選ばれている工法です。工場で成型された床・壁・天井・浴槽などのパーツを現場で組み立てて設置します。
工事は、
- 既存浴室の解体・撤去
- 給排水や電気配線の調整
- ユニットバスの組み立て・設置
- 仕上げ・確認
という流れで進みます。工程が効率化されているため、工期はおおよそ3~5日程度が目安です。
既存と同じサイズであれば施工しやすく費用も抑えやすい傾向がありますが、浴室を広げる場合は壁や配管の調整が必要になり、追加費用が発生することがあります。
ユニットバスは、防水性や断熱性に優れ、工期が比較的短い点がメリットです。一方で、規格サイズから選ぶ必要があるため、デザインや広さの自由度には一定の制限があります。機能性や工期を重視する場合に適した方法といえるでしょう。
在来工法のお風呂をリフォームする方法
在来浴室をリフォームする場合は、既存の浴室を解体したうえで、防水処理や下地づくりから仕上げまでを現場で行います。ユニットバスのように規格製品を設置するのではなく、空間に合わせて一から造作していく点が特徴です。
床や壁の素材、浴槽の形状、窓の配置などを細かく調整できるため、タイル張りや天然石仕上げなど、デザインにこだわった空間づくりが可能です。既存の構造や間取りに合わせて柔軟に設計できる点もメリットといえます。
一方で、防水処理の精度が仕上がりや耐久性に影響しやすく、施工品質によって差が出ることがあります。また、工程が多いため工期が長くなりやすく、仕様によってはユニットバスより費用が高くなる場合もあります。空間の意匠性を重視したい場合には適した方法ですが、メンテナンス性や予算とのバランスも踏まえて検討しておきましょう。
戸建てのお風呂リフォームの注意点

戸建てのお風呂リフォームは、建物の状態によって工事内容や費用が変わります。浴室の広さや構造条件をあらかじめ確認しておくことで、追加工事や想定以上に費用がかさむのを防ぎやすくなります。
特に見ておきたいのが、浴室のサイズです。在来浴室の寸法とユニットバスの規格サイズが合わない場合、壁の調整や柱・梁を避ける工事が必要になることもあります。
窓や梁、段差などの条件によっては希望のレイアウトが難しい場合もあるため、現地調査で確認しておきましょう。
お風呂リフォームを検討すべきリフォームタイミング

お風呂リフォームは、設備の寿命や劣化状況に応じて検討するのが一般的です。見た目の変化だけでなく、使い勝手や安全性の面からも、適切な時期を見極めることが大切です。ここからは、リフォームを検討する具体的なタイミングについて見ていきましょう。
設備や見た目の劣化サインがある
浴室は湿気がこもりやすく、年数が経つにつれて劣化が進みやすい場所です。次のような劣化のサインが見られる場合は、リフォームを検討する目安になります。
- 浴槽の変色やひび割れ
- 床や壁のひび、タイル目地の剥がれ
- 給湯器や浴室設備が交換時期を迎えている
- 壁や床の汚れが落ちにくい
- 水栓の不具合や水漏れ
こうした不具合を放置すると、下地や配管の傷みにつながる可能性があります。部分的なリフォームで対応できることもありますが、使用年数が15~20年を超えている場合は、浴室全体のリフォームも視野に入れて検討しておきましょう。
快適性と安全性を見直すタイミング
設備が大きく壊れていなくても、日々の使いにくさを感じたときも見直しのきっかけになります。特に冬場の寒さや床の冷たさ、滑りやすさなどは、ヒートショックや転倒事故のリスクにも関わります。
例えば、次のような悩みがある場合はリフォームを検討しましょう。
- 浴室が寒い
- タイル床が冷たい
- 床が滑りやすい
- 手すりがなく不安を感じる
- 掃除がしにくい
断熱性能の高いユニットバスへの変更や、床材の見直し、手すりの設置などにより、安全性と快適性の向上が期待できます。将来の暮らしも見据えながら、無理のないタイミングでリフォームを検討していきましょう。
浴槽の修繕・交換を行う目安は?

浴槽まわりに気になる変化が出てきたとき、「浴槽だけを直すべきか、それとも浴槽以外も含めて直すべきか」で迷うことがあるかもしれません。判断のポイントは、浴槽そのものだけでなく、下地や配管、周辺設備に傷みが広がっていないかどうかです。
ここでは、浴槽の修繕・交換で対応できるケースと、浴槽だけでは難しいケース、迷ったときの考え方を見ていきましょう。
浴槽のみ修繕・交換で済むケース
浴槽の表面の劣化がメインで、床や壁の下地、給排水などに目立った問題がない場合は、浴槽のみの修繕・交換で対応できるでしょう。浴槽だけの修繕・交換で済みやすいのは、次のような場合です。
- 浴槽の変色や細かな傷が気になり、見た目をきれいにしたい
- ステンレス浴槽から断熱性の高い樹脂浴槽に替え、冷えを解消したい
- またぎの高さを見直すなど、家族が使いやすい浴槽に替えたい
ただし、浴槽だけを交換できるかどうかは、浴室の仕様(ユニットバスの型や構造)によって変わります。対応可否や選べる浴槽は現地で確認し、無理のない内容で進めましょう。
浴槽交換だけでは対応できないケース
浴槽そのものよりも、周辺の下地や配管に原因がある場合は、浴槽交換だけでは根本的な解決にならないことがあります。代表的な例としては、次のようなケースが挙げられます。
- 床や壁の下地に腐食が見られる、または腐食が疑われる
- 給排水管の劣化や詰まりなど、配管に傷みが出ている
- 水漏れやカビが繰り返し発生し、範囲が広がっている
- 築年数が経過しており、浴室全体の劣化が進んでいる
このような場合は、見えている部分だけを替えても同じようなトラブルが起きる可能性があります。現地調査で原因の範囲を確認したうえで、部分的なリフォームで済むか浴室全体をリフォームするかを業者と相談しながら決めると安心でしょう。
修繕か全面リフォームか迷ったときはここをチェック
浴槽だけリフォームすればよいのか、それとも浴室全体をリフォームすべきか、判断に迷うこともあるでしょう。そんなときは、次のポイントを目安にしてみてください。
- 今後の家族構成や暮らし方の変化(介護の可能性、同居・独立など)に合っているか
- 数年後に別の不具合が出た場合、再度工事が必要になりそうか
- 将来的にかかる費用や手間も含めて、どちらが負担が少ないか
短期的には浴槽交換のほうが負担を抑えられる場合がありますが、下地や配管まで傷みが進んでいると、あとから別の修理が必要になることもあります。上のポイントを踏まえて優先順位を決めておくと、工事内容を選びやすくなるでしょう。
お風呂リフォーム費用を左右するケース

お風呂リフォームの費用は、選ぶ工法や設備のグレードだけでなく、「どのような工事条件になるか」によっても変わります。
ここでは、費用が高くなりやすい代表的なケースと、費用を抑えたいときの考え方を整理します。
費用が高くなりやすいケース
同じように見える浴室リフォームでも、工事条件によっては追加工事が発生し、結果として費用が上がりやすくなります。代表的なのは次のようなケースです。
- 浴室のサイズ変更(拡張・縮小)を行う
- 在来浴室からユニットバスへ変更する
- 断熱材の追加や窓の断熱など、断熱性能を高める工事を増やす
- 手すり設置や段差解消など、バリアフリー対応を手厚くする
- 浴室の場所を移動する(間取り変更を伴う)
例えば、サイズ変更や場所変更を伴う場合は、壁や床の工事に加えて配管・電気の移設が発生しやすく、工事範囲が広がりがちです。また、在来浴室からユニットバスへ変更するケースでも、解体後に下地の補修が必要になることがあり、浴室の状態によって費用が前後します。
断熱やバリアフリーは暮らしやすさにつながる一方で、取り入れる内容が増えるほど費用も上がりやすくなります。どこまで対応するかを早めに決めておくと、見積もりの比較もしやすくなるでしょう。
費用を抑えたいときの考え方
お風呂リフォームの費用を抑えるには、「安いものを選ぶ」よりも、工事の範囲と優先順位を先に決めることがポイントです。まずは、解決したい悩み(寒さ・掃除のしづらさ・滑りやすさなど)をはっきりさせて、必要なところに予算を使うようにしましょう。
具体的には、次の点を意識すると調整しやすくなります。
- 浴室の広さや位置を大きく変えない(解体や配管移設が増えにくい)
- オプションは「よく使う機能」に絞る(断熱・床の安全性などは優先)
- 交換範囲を広げすぎない(使える設備は残せるか確認する)
また、見積もりを比べるときは総額だけで判断せず、工事範囲や設備条件が同じかをそろえて確認することが大切です。内訳まで見て比較すると、納得感のある選び方につながるでしょう。
お風呂リフォームで後悔しないための2つのポイント

お風呂のリフォームで後悔しないためには、ポイントが2つあります。一つ目は、費用に差が出るポイントを知り、金額の理由に納得して選ぶことです。
費用の安さを優先しすぎると、使い勝手に不満が出たり、必要な工事が抜けて追加費用が発生したりすることがあります。浴室は配管や下地など見えない部分の工事も多く、見積もりに含まれる範囲で総額が変わります。
2つ目は、見積もりを同じ条件で比べられるように、確認するポイントをそろえることです。見積もりは業者によって「どこまでの工事が含まれているか」が異なり、金額だけでは判断しにくいことがあります。
工事範囲に加えて、追加費用が出る条件(下地補修や配管交換など)と、その場合の目安も事前に聞いておくと安心です。さらに、工期と生活への影響、保証の内容や期間まで確認しておくと、条件の違いで迷いにくくなるでしょう。
お風呂リフォームはウスイホームへの相談がおすすめ

お風呂のリフォームは、浴室の広さや既存の状態によって必要な工事が変わりやすく、図面や写真だけでは判断しきれないことも少なくありません。そのため、見積もりの前に現地で状況を確認し、必要な工事範囲を踏まえて提案を受ける流れが安心です。
横浜・湘南・横須賀エリアでリフォーム実績があるウスイホームであれば、地域の住宅事情も踏まえた提案を受けやすく、相談先の一つとして検討しやすいでしょう。まずは現地調査の流れや確認したい点を整理し、相談してみてください。
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お風呂リフォームの範囲や費用はまずは現状確認から

お風呂のリフォームは工事内容の幅が広く、「どこまで直すか」で費用が大きく変わります。相場や判断の目安を把握して検討すると、必要な部分に予算をかけやすくなり、納得して進めやすくなります。
まずはお風呂の傷み具合や設備の状態、寒さや掃除のしやすさ、安全性といった改善したい点を整理しておきましょう。そのうえで現地調査を依頼し、工事範囲と見積もりの内訳を確認しながら進めると、予算面でも無理のない内容を選びやすくなります。気になる点があれば早めに専門家へ相談しましょう。
| 監修者 海沼 仁(カイヌマ ヒロシ) ウスイホーム株式会社 代表取締役社長 【経歴】 大学時代は不動産評価論を専攻。 卒業後、1997年にウスイホーム株式会社入社。売買仲介部門の新人賞を受賞。 2001年、新店の上大岡店店長に就任。以降、各店店長を歴任。特に新店舗の立ち上げを得意とし、後にエリアマネージャーに抜擢される。 2012年より取締役に就任。主に横浜、湘南エリアでの商圏拡大に尽力している。 2021年には創業45周年を機に、SDGs推進に取り組む「ウスイグループSDGs宣言」を制定。地域貢献活動にも力を入れている。 2025年4月、ウスイホーム株式会社代表取締役社長に就任。 地域密着型営業で築き上げてきた不動産業界のキャリアと実績から、顧客の信頼も厚く、幅広い人脈を持つ。著名人・有名人からの相談や紹介も多い。 【資格】 宅地建物取引士 CPM(米国不動産経営管理士) 日本RSP協会 不動産仲介士 試験問題監修委員 |
| 執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム 1976年に神奈川県で創業。知識・経験ともに豊富な社員が在籍しており、横浜・湘南・横須賀エリアで数多くのリフォームを行っています。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、リフォームやリノベーションを検討する際に役立つ情報を発信しています。 お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact |