地域の魅力

逗子で食事をしながら映画が楽しめるカフェ「CINEMA AMIGO」

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逗子といえば海。毎年20万人以上が夏を楽しむ海水浴場や、約7,000発もの光の華が夜空を彩る花火大会も有名ですが、日々の暮らしの中に海がある街暮らしが、逗子に住まう魅力のひとつと言えるでしょう。今回はそんな海街暮らしを感じながら映画を楽しめるステキなカフェ「CINEMA AMIGO(シネマアミーゴ)」紹介します。

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JR逗子駅から徒歩15分、逗子海岸そばにある1軒屋

東郷橋付近のシネマアミーゴの看板

お店は、JR逗子駅から徒歩15分、京急逗子・葉山駅からは徒歩13分の場所にあります。逗子駅から行く場合は、海側出口を出て逗子銀座通りを歩き、銀座通り入口交差点を左に進み、1本目の交差点を右に曲がると、海へ向かうシンボルロードに出ます。
逗子・葉山駅からは、北口を出て逗子市役所の左側の道路(シンボルロード)をひたすらまっすぐに進むと海が見えてきます。
久木川にかかる東郷橋を過ぎると、左側にCINEMA AMIGOの看板が見えてきます。晴れている日はこの付近から、道路の向こうにキラキラ光る海が見えてきます。
11月のスケジュール(上映予定・イベント)が入っていましたので1枚取ってさらに進みます。
シンボルロードの終点は逗子海岸中央入口です。海岸経由でお店に向かいましょう。

逗子海岸

訪れた日は、やや曇りがちの晴れ。冬の海岸は、春夏の賑わいが嘘のように静かです。地元の人が犬を連れて散歩したり、ジョギングしたり、砂浜に座って独り佇んでいたり、思い思いに過ごしています。沖にはウィンドサーフィンが出ています。
潮の香りと足元の砂の感触を楽しみながら、ゆっくりと海に向かって左側(東浜方面)に歩いていきます。

逗子海岸から国道134号線

海沿いを走る国道134号線の、写真の交差点が目印です。海岸沿いの交差点は1カ所だけなので、間違える心配はありません。

国道134号線に上がる階段

国道の下をくぐって、お店へと向かいます。

シネマアミーゴ入口看板

交差点を左に曲がり、T字路を右に曲がると、お店が見えてきます。お店の前には今日の上映スケジュールがあります。時間は14時過ぎ。15時15分からの映画を観ることができそうです。

入口わきのベンチ

前の映画を上映しているときは、お店の外か海へ戻ってしばらく待ちます。

レトロでもモダンでもない、独特のおしゃれな空間が広がるカフェ

ドリンクメニュー

CINEMA AMIGOは、飲み物などを楽しみながら映画も観られるシネマカフェです。先に飲み物を注文して好きな席を選びます。飲み物1杯込みの席料は帰りに支払うシステムです。

カフェ内カウンターからみたスクリーン

店内は少し暗めの落ち着いた雰囲気です。マホガニー色の椅子やテーブルが並んでいて、カウンターもあります。

アミーゴマーケット全景
アミーゴマーケットで販売するドリンク

軽食などのフードは、隣りにあるAMIGO MARKET(アミーゴマーケット)でテイクアウトしたもののみ持ち込むことができます。

アミーゴマーケットで販売する雑貨類

AMIGO MARKETでは週替わりでいろいろな出店者が食事やお菓子、雑貨などを販売しているそうです。この日は残念ながら出店はなかったのですが、ほぼ毎週出店があるそうなので、CINEMA AMIGOとセットで訪れるのがおすすめです。

映画パンフレット

店の中は、なにげなく飾られた映画のパンフレットや写真などが、独特のおしゃれな空間を醸し出しています。

カフェラテと和紅茶

逗子のローカルカルチャーのハブとしてのカフェ

CINEMA AMIG代表の長島源さん

代表の長島源さんにお話を伺いました。

長島さんは、アーティスト・写真家の志津野蕾さんとともに、2009年にCINEMA AMIGOを始めました。その後、2012年に逗子海岸映画祭を開催し、このとき集まった仲間とCINEMA CARAVANを立ち上げました。
CINEMA CARAVANは、映画をコンテンツのひとつとして、飲食・雑貨・音楽・アート・イベントなどさまざまなカルチャー(文化)が入り混じる、街のような空間を創り出します。品川国際映画祭・CINEMA CARAVAN in NISEKO(ニセコ)など国内でのイベントにとどまらず、ドイツ・カッセルでの大型現代芸術祭documenta(ドクメンタ)に招聘されるなど、世界へと活動を広げています。
「CINEMA AMIGOは逗子周辺のローカルカルチャー(地域特有の文化)のハブ(中継地点・拠点)と考えています」と長島さんはいいます。
「一方、CINEMA CARAVANではそれ以外の国内や世界の各地で、その場所のカルチャーと出会います。僕は逗子周辺のものをローカルカルチャー、それ以外をインターカルチャーと呼んでいます」。
「このお店で出会ったローカルカルチャーどうしがつながりを生み、新しいカルチャーを育みます。そして逗子海岸映画祭では国内や世界で出会ったインターカルチャーを巻き込み、ローカルカルチャーと一緒に、1つの大きなお祭りを作り出しています」とのこと。

逗子海岸映画祭パンフレット

2024年も開催され遠方からの来場者も多い逗子海岸映画祭は、このお店からスタートしました。お店にあった逗子海岸映画祭のパンフレットです。逗子という地域から世界と地球のことを考える、逗子の海を守ることが地球すべての海や生き物を守ることにつながる、そんなメッセージを感じます。
逗子(ローカル)と世界(インター)のカルチャー両方を体感し、さまざまな形でつなげてきたからこそ、生まれる視点だと思いました。

じもとの洗剤

長島さんが現在取り組んでいることのひとつに《じもとの洗剤》があります。地元で作って地元で使う、をコンセプトに、生活排水による汚染から海を守り、輸送による環境負荷を抑えるために開発された地域洗剤のひとつです。お店では専用のガラス瓶入りのほか、プラスチック削減に貢献できる量り売りでも購入することができます。
「地元で集めた、廃棄される夏みかんの皮や、剪定後の松葉からエッセンシャルオイルを抽出して洗浄成分として使っています。脂汚れを細かくして生分解させやすくする作用があります。植物のナチュラルで爽やかな香りも楽しめます」と長島さん。手に取ると、ほんのり柑橘系の香りに、松葉のスッとした香りが加わって、とても心地よいです。地元の洗剤の取り組みを知り、ついさっき眺めていた海のことを思い出して、この洗剤なら海の美しさを守ることができそう、と思いました。

夜のシネマアミーゴ

海を見つめ、波音を聴いていると、時折海がいとおしくてたまらなくなります。海に集まる地元の人もきっと同じ思いでしょう。そして逗子の海は世界・地球とつながっています。自分と地元・海・世界・地球との広大なつながりを肌で感じながら、それらを大切に思い、のびやかに暮らすこと。それが逗子の「海街暮らし」なのかな、と思います。海街で暮らす喜びを味わい、ふと立ち止まって自分の人生と重ね合わせて考える。そして「楽しく、一緒にやっていこうよ」と、語りかけてくれる場所がCINEMA AMIGOだと思いました。逗子にいらしたら、ぜひ立ち寄ってみてください。

CINEMA AMIGO(シネマ アミーゴ)

  • 神奈川県逗子市新宿1-5-14(JR横須賀線「逗子駅」より徒歩15分、京急「逗子・葉山駅」より徒歩13分
  • TEL./046-873-5643
  • 営業時間:9:45~上映終了まで
    ※上映スケジュールは公式ホームページをご確認ください。
  • 駐車場の有無:なし(徒歩1分の場所にコインパーキングあり)

※掲載情報は2024年11月の取材時のもので、変更になる場合がありますので、最新の情報は公式ホームページ等をご確認ください。

執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム
1976年に神奈川県で創業。お客様と地域の発展のため、住宅に係わるあらゆるお手伝いをさせて頂いております。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、新築戸建てや中古戸建てを検討・購入する際に役立つ最新情報を発信しています。
お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact