地域の魅力

モーニングもおすすめ、明治創業の鶴見のベーカリー「ESPLAN」

公開日:

京急線鶴見駅から徒歩約1分。鶴見のベルロード商店街の中ほどに、和モダンな店構えの老舗ベーカリー「ESPLAN(エスプラン)」はあります。明治時代に先代が営んでいた茶屋に端を発し、4年前にリニューアル。オープンから店内がお客さんでにぎわう鶴見の人気パン屋さんです。

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テーブル席や畳の小上がりで楽しめるモーニングセット

ESPLANのご褒美ホットドッグ

 エスプランでは、朝9時からモーニングセットのパンとドリンクで朝食を楽しむことができます。セット価格はお得な税込500円〜600円です。店内にはテーブル&ベンチ席のイートインと畳作りの小上がりスペースがあり、いつでも小腹を満たすひと時を過ごせるのがいいですね。商店街へ出かけた際には、買い物で疲れてひと休みしたい時にも、イートインがあるとコーヒーとパンでホッとできます。

ESPLANの朝のセットメニュー

 天気の良い日にはやわらかな日差しが心地よい

小上がり

 特に小上がりはリニューアルの際に出来たそうで、爽やかな朝日がさしこみ、店内のお客さんとスタッフの方たちの活気を感じられるスペースになっています。テーブルとベンチの席もありますが、靴を脱ぎ腰をおろしてゆっくりしたい方にはおすすめです。小さなお子さん連れのママさんにとっては、駅周辺の貴重な休憩場所にもなるのではないでしょうか。

温めなおし用の店内のオーブントースター

 モーニングを注文すると、パンとドリンクを一緒に持ってきてくれます。熱々のパンを食べたい方は、店内のオーブントースターでパンの温めなおしができるのでご安心ください。少しでもパンをおいしく食べてほしいという、お店の心遣いがうれしいですね。

カフェラテをイメージした「珈琲あんぱん」は看板商品

鶴見の名物ぱんと言えるほど人気の珈琲あんパン

いまや“鶴見の名物ぱん”と言えるほど人気の《珈琲あんパン》は、エスプレッソを練り込んだこしあんと甘すぎない純生クリームを合わせた見事な味わい。珈琲好きとあんぱん好きの両方をふり向かせてしまうような秀逸な商品です。口の中であんとクリームがカフェラテ味になるように作られ、持ち帰りの際には保冷剤も付けてくれます。冷たくして食べるのがおすすめの珈琲あんぱんは、賞味期限当日のデリケートな商品です。
 ESPLANの店舗スタッフの方々は、とっても丁寧な対応でレジの方へ誘導し接客してくれます。スタッフの方によると、熱々の惣菜パンと、冷たくして食べて欲しい珈琲あんぱんなどは、別々の袋に分けて持ち帰るのが良いとのこと。その上で「お客様のマイバッグに熱いクワトロフォルマッジを、保冷剤入りのレジ袋に珈琲あんぱんやミルクフランスを持ち帰るのはいかがですか」と提案してくれました。
家でもパンをおいしいまま食べて欲しいという気持ちが伝わってきます。常連さんはそれを知っているのか、保冷バッグを持参して来店される方も多かったのが印象的です。

「横濱ミルクフランス」は2024年横浜パン祭りの金賞商品

横濱パン祭り金賞受賞の横濱ミルクフランス

 こちらの横濱ミルクフランスは、2024年5月に横浜で開催された「横浜パン祭り」の金賞を受賞し、ベストブレッドに選ばれました。北海道産の全粒粉(きたのまるこ)を使用し、このパン祭りに出品するために手間を惜しまず考案した一品だそうです。塩バターロール風にバターを練り込んで焼きあげた生地の塩味と、濃厚なミルククリームの甘さが絶妙です。ミルククリームの中に食感のちがうツブツブ感があるのに気づき、塩田オーナーシェフにたずねると、それは種子島産の粗糖と呼ばれる大粒の砂糖なのだそう。さすが金賞受賞のパンには、食べ終わるまでお客さんを飽きさせない繊細な工夫がありました。お店の保冷ショーケース内で見つけたら、ぜひとも金賞の味を試してみてください。

あんこ好きならずともファンになる「あんバター」

北海道十勝産のつぶあんの入ったあんバター

 あんこファンの中には、いろいろなベーカリーの《あんバター》を食べ比べてSNSにあげる人も多くいるようです。北海道十勝産のつぶあん自体の甘さは控えめなのですが、バターのほどよい塩味が甘さをグッと引き出すのだそう。そう教えてくれたのは塩田オーナーシェフ。アクセントにフランス産ゲランドの天日塩を使用しているそうです。バターとこの塩味が本当にあんことベストマッチしているので、多くのお客さんを惹きつけること間違いなしです。

老若男女問わず食べやすい歯切れの良い生地

歯切れの良い生地を使用したフランスパン

 「鶴見のお客さんは、老若男女さまざまで幅広いのが特徴ですね」と話す塩田オーナーシェフ。そこでESPLANでは、一般的に硬めなイメージのバケットやバタールなどのフランスパンでも歯切れの良い生地を意識して作っているのだそう。おしゃれなパンでも食べにくくては、お客さんの笑顔を引きだすことはできません。おいしさだけでなく食べやすい食感も考えて日々研究している様子が伺えて、とてもうれしくなりました。鶴見の人気ベーカリーになるのもうなずけます。

「旧東海道鶴見 覇王樹茶屋跡」ゆかりの石碑

茶屋跡石碑

 ESPLANのお店に向かって右側には石碑があります。石碑に書かれているとおり、旧東海道近くで営まれていた覇王樹茶屋がここにあったことを示しています。店の名前の由来は、その昔、茶屋の店主が覇王樹を植えたところ4メートルもの大きさに成長したので、いつしかそこを通る大名や公用の通行人たちに、覇王樹茶屋と呼ばれるようになったのだとか。お店のSNSを見てみると、そんな歴史のお話も見ることができます。

ESPLANのロゴ

リニューアルと共にデザインされたお店のロゴには、託された想いがあります。覇王樹茶屋の「覇」の文字を中心に、家紋のようにデザインされていますが、この円を形どっている文様は人と人が手をつないでいる様子を描いているのだそうです。 親子3代に渡り創業以来70年以上、鶴見で商売をしてこられたのは、お客様をはじめ、お店に関わるすべての方々のお陰だと感謝を忘れない塩田オーナーシェフ。

こうした人とのつながりを大切にする想いが届いているかのように、鶴見内外から多くのお客さんが来店する人気店になっていますので、ぜひ一度お立ち寄りください。

ESPLAN(エスプラン)鶴見店

  • 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-1-7(JR線「鶴見駅」より徒歩約3分、京急線「京急鶴見駅」より徒歩約1分)
  • TEL.045-501-2147
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:月曜・日曜
  • 駐車場の有無:なし

※掲載情報は2025年1月の取材時のもので、変更になる場合がありますので、最新の情報は公式ホームページ等をご確認ください。

執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム
1976年に神奈川県で創業。横浜・湘南・横須賀に地域密着し、住宅に関わるあらゆるお手伝いをさせて頂いております。
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