横浜市戸塚区は、市の南西にあって、JR東海道本線、横須賀線、横浜市営地下鉄が乗り入れるターミナル駅、戸塚駅を抱える交通の要衝として知られています。
江戸時代から東海道の宿場町としてにぎわい、近代以降は工場地帯と住宅地に姿を変えて発展してきました。近年も戸塚駅周辺の再開発が行われて、大きく変貌を遂げました。今回ご紹介する緑道も、街の姿が大きく変わった場所の一つです。
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研究所の敷地の一画が緑道として整備され、歩道も広く歩きやすい
戸塚駅の西口から出て、旭町通りを南へ約15分ほど歩くと、大きな建物群が見えてきます。中外ライフサイエンスパーク横浜の建物群です。こちらは、戸塚町と上倉田町にあった広大な日立製作所跡地に、2022年10月に竣工した研究所になります。
研究所前の交差点を直進すると、道路は右方向に曲がり、研究所の敷地に沿うように伸びていきます。この道路に面する研究所敷地の一画が緑道として整備されています。
緑道に着くと、広々とした光景が広がっています。天気が良い日は青空が広がって開放感があります。日立製作所があったころは、狭い歩道が片側にあるだけでした。現在は、両側に歩道が設けられ、歩道の幅が十分に確保されています。ベビーカーでの移動も安心です。
一般開放された緑道はきれいに整備され、歩いていて飽きない工夫も
中外ライフサイエンスパーク横浜は、緑道を一般の方向けに開放しています。緑道の入口が複数設けられていて、入口にあるプレートに利用時間や注意点が掲示されています。
緑道に入ると、非常にきれいに整備されているのがわかります。
ふと横を見ると、整備作業が行われていました。これだけきれいな状態を維持するためには、相当な整備作業が必要なのだと思います。
少し緑道を進むと、緑道案内図がありました。《草花の林》《桜の小路》《芝生広場》《木漏れ日の林》《紅葉と団栗の林》というエリアがあるようです。エリアの名前から、四季を通じて緑道を楽しめるように考えられていることがわかります。
芝生広場には、実際にやや広い芝生があります。思わず寝っ転がりたくなる場所ですが、芝生保護のため芝生内は立ち入り禁止になっていました。
緑道のコースは分岐や起伏があって変化に富み、歩いていて飽きない工夫がされています。
四季を通して、さまざまな植物が楽しめる
緑道には4種類の桜が植えられているとのこと。どれも聞いたことがない種類ばかりです。それぞれ特徴が異なるようで、桜の開花時期には緑道は違った姿を見せてくれそうです。
緑道には戸塚周辺で見られる植物を中心に様々な植物が見られるとのこと。今回は、季節が冬であったため、植物のバリエーションを楽しめなかったのが残念でしたが、緑道内に設置されたプレートで、どんな花や実が見られるのかを知ることができます。
写真の横にある二次元コードをスマホに読み取らせると、Webブラウザが立ち上がり、その植物を詳しく解説しているWebページに飛んでくれました。スマホを片手に、実際の花や実と見比べながら、植物の名前や特徴を調べるということができそうです。
ほかにもプレートが緑道内の随所に設置され、植物の情報や緑道の機能が説明されています。どんな内容があるのかは、ぜひ現地で確認してみてください。
暖かくなって草木が生い茂る季節になれば、緑道は青々とした芝生と木々で違う光景を見せてくれると思います。もし戸塚駅西口に出られることがあるなら、ちょっと立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
中外ライフサイエンスパーク横浜
- 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216（JR線、横浜市営地下鉄「戸塚駅」より徒歩約15分）
- 利用時間：5:30～20:00
- 定休日：なし
- 駐車場の有無：なし
- ※掲載情報は2025年1月の取材時のもので、変更になる場合があります。最新の情報は公式ホームページ等をご確認ください。
| 執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム 1976年に神奈川県で創業。横浜・湘南・横須賀に地域密着し、住宅に関わるあらゆるお手伝いをさせて頂いております。 街のことをもっとよく知ってほしい、この街に住みたいと思ってほしい。 人・街・地域とともに歩み続けるウスイホームのそんな思いから、様々な街の特徴、魅力、歴史などをご紹介しています。 お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact |