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中古住宅を購入するときに気をつけること|失敗しない戸建て選びをプロが解説

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中古住宅は、見るべきポイントがわかっていると安心して選びやすくなり、住み始めてからの「この家にしてよかった」にもつながりやすいです。新築より費用を抑えられるだけでなく、便利な立地の物件が見つかることもあり、リフォームで暮らしに合う形へ整えられるのも魅力です。

ただ、安さだけで決めてしまうと、あとから想定外の修繕が必要になったり、手続きの行き違いでトラブルが起きたりすることもあります。だからこそ、購入前にどこを見ておけば安心かを整理しておくことが大切です。

本記事では、購入前に確認しておきたいことや、失敗しにくい中古戸建ての選び方、購入後によくあるトラブルと備え方について解説します。

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購入前に知っておきたい中古住宅の基本

中古住宅は「価格が手ごろ」という印象が強い一方で、選び方しだいで住み心地も安心感も変わります。内見に行く前に、魅力と注意点、そして判断の軸になりやすいポイントを押さえておくと、物件を見たときに迷いにくくなります。

ここからは、中古住宅のメリットと気をつけたい点を踏まえながら、購入前に知っておきたい基本のポイントについて見ていきましょう。

中古住宅が選ばれる理由

中古住宅が選ばれるのは、新築より予算を抑えやすく、すでに街並みが整ったエリアから選びやすいなど、暮らしにあわせた選択肢が多いためです。実物を見ながら日当たりや風通し、周辺の雰囲気まで確かめて選べる点も、大きな安心材料になります。

一方で、見えない部分の劣化や購入後の修繕費など、中古ならではの注意点も押さえておきたいところです。そこで、中古住宅のメリットとデメリットを簡単に整理してみました。

中古住宅のメリット中古住宅のデメリット
購入価格を抑えやすく、予算に余裕を持ちやすい見えない部分の劣化により、購入後に修繕費がかさむ可能性がある
生活環境が整ったエリアの物件を選びやすい築年数によっては、設備や間取りが今の暮らし方に合っていないことがある
実物を見て、日当たりや風通し・周辺環境を確認できる耐震性や構造の状態は、専門的なチェックをしないとわかりにくい
リフォームで自分たち好みの空間に変えやすい希望どおりのリフォームをすると、想定以上に費用がかかる場合がある

こうして比べてみると、中古住宅は「価格や立地、リフォームの自由度」といった良さと、「建物の状態や将来の修繕費」といった心配の両方があることがわかります。

どちらか一方だけを見るのではなく、メリットとデメリットを並べて眺めながら、自分たちが大事にしたい条件を整理していくことが大切です。

築年数だけでは判断できない中古住宅のポイント

中古住宅は、築年数だけで良し悪しが決まるわけではありません。同じ築20年でも、こまめに手入れされた家と、あまりメンテナンスされていない家とでは状態が大きく変わります。

大切なのは「いつ・どんな手入れをしてきたか」と「今どういう状態か」を具体的に確認することです。チェックするときは、次のような点を意識してみてください。

  • 外壁塗装や屋根の補修、水回りの交換など、これまでの修繕履歴
  • 雨漏りやシロアリ、基礎のひび割れなど、構造や寿命に関わる不具合の有無
  • 図面や検査済証、耐震診断の有無など、耐震性に関する情報

こうした情報を一つずつ確かめていくことで、築年数の数字だけでは見えてこない、その家本来の状態がイメージしやすくなります。

中古住宅の購入で失敗しやすい人の特徴

​​中古住宅の購入における失敗は、知識の有無よりも「どんな決め方をするか」に左右されます。価格の安さや勢いだけで選ぶと、修繕費や暮らしにくさが後から表面化しやすくなります。

例えば、次のようなケースは注意が必要です。

  • 価格の安さを優先し、他の条件をあまり見ていない
  • 一度のみの内見で、時間帯や曜日を変えて確認していない
  • 将来の家族構成や働き方の変化をあまり考慮していない
  • リフォームの内容や費用を具体的に考えられていない

どれか一つでも心当たりがあれば、一度落ち着いて優先順位を整理してから検討を進めましょう。そうすることで、後悔を少しでも減らせるかもしれません。

中古住宅の購入時に気をつけたいポイント

中古住宅は、気になる物件が見つかってからが本番です。写真や間取りだけではわからないところを、内見や書類チェックを通して一つずつ確認していくことで、安心感がぐっと変わってくるでしょう。

ここからは、中古住宅の購入前にチェックしておきたい主なポイントについて紹介します。

建物構造と法的な条件を確認する

検討している中古住宅が、どのような構造で、どういったルールのもとに建てられているのかを最初に軽く押さえておくと安心です。ここを見落としてしまうと、住宅ローンが組みにくかったり、将来建て替えや増改築がしづらかったりと、あとになって選択肢が狭くなることがあります。

内見のときや担当者に質問するときは、次のようなポイントを意識してみましょう。

  • 建物が新耐震基準に適合しているかどうか
  • 木造か鉄骨造か、その構造とあわせて基礎のひび割れや床の大きな傾きがないか
  • 「再建築不可」の物件ではないか
  • 建ぺい率・容積率オーバーなど、法令上の問題がないか
  • 登記簿や図面、検査済証などの資料を、不動産会社からきちんと見せてもらえるか

こうした点を事前に押さえておくことで、間取りや立地の好みだけでなく、将来の暮らし方まで含めて、その物件を安心して選べるかどうかを考えやすくなるでしょう。

水回り設備の状態を確認する

キッチンや浴室、トイレなどの水回りは、毎日の使い勝手と衛生面に直結する大切な部分です。交換やリフォームにはまとまった費用がかかるため、内見の際には見た目だけで判断せず、きちんと使える状態かどうかを確かめておきたいところです。

水を出したり設備を動かしたりするときは、担当者に一声かけてから、短時間だけ確認させてもらうとよいでしょう。そのうえで、次のような点をチェックしてみてください。

  • キッチン・浴室・トイレの水栓を実際にひねり、水の出方やレバーの動きに違和感がないか
  • 少しのあいだ水を流し続け、濁りやサビを感じさせるにおいがしないか
  • シンクや浴槽、洗面台の排水がスムーズに流れているかどうか
  • 屋外の排水桝のふたを開け、中に汚れや詰まりがたまっていないか
  • 現時点では使用できても、近いうちに交換が必要になりそうな設備がないか

一見きれいに見えても、内部の部品が傷んでいる場合があります。「今どのような状態か」と「どのくらいの期間、問題なく使えそうか」をあわせて確認しておくことで、今後のリフォーム計画や予算の組み立ても考えやすくなるでしょう。

周辺環境と立地条件を確認する

家そのものが良くても、周りの環境が合わないと、住み始めてからストレスを感じてしまうケースは少なくありません。図面や地図だけではわかりにくい部分も多いので、実際にその場を歩きながら、自分たちの暮らしをイメージすることが大切です。

内見の前後には、例えば次のような点を軽くチェックしておくと安心です。

  • ハザードマップで、水害や土砂災害のリスクが高いエリアか
  • 道路の交通量や騒音、工場やお店などからのにおいが気にならないか
  • 建物の前で少し立ち止まり、日当たりや風通しがよいと感じられるか
  • 学校や駅、スーパーまで実際に歩いてみて、通学路や歩道が安全か
  • 私道負担の有無や、前面道路の幅が車の出し入れに支障がなさそうか

できれば平日と休日、昼と夕方など、時間帯を変えて様子を見てみると、自分たちの生活リズムに合う場所かどうかも、よりイメージしやすくなるでしょう。

売却理由や物件の懸念点を事前に確認する

気に入った中古住宅が見つかったら、その家がなぜ売却されるのかについても、あらかじめ確認しておきたいところです。売却の背景を知っておくことで、物件の事情や、見学だけではわかりにくい懸念点に気づける場合があります。

担当者や売主には、例えば次のような点を確かめてみるとよいでしょう。

  • 転勤や住み替えなど、前向きな事情による売却かどうか
  • 近隣トラブルや騒音など、暮らしにくさが理由になっていないかどうか
  • 過去に大きな雨漏りや設備故障があり、その影響が現在も残っていないかどうか

このような質問は少し切り出しにくく感じられるかもしれませんが、丁寧に確認しておくことで、購入後のトラブルを避けやすくなります。

契約書で確認すべきポイント

売買契約に進むと手続きは一気に進み、多くの事項を確認することになります。内容を曖昧にしたまま署名すると、後のトラブルにつながりかねません。

すべてを細かく理解するのは難しいため、まずは次の点を意識して目を通しましょう。

  • 契約不適合責任(引き渡し後の欠陥への責任):引き渡し後に不具合が見つかった場合、売主がどの範囲まで、いつまで責任を負うのかを確認する。
  • 付帯設備表と物件状況報告書:設備の故障や建物の不具合が正確に記載されているか、実際の状態と照らし合わせる。
  • 引き渡し条件と境界のルール:引き渡し日や残置設備の内容、隣地との境界や越境に関する取り決めが明確かを確かめる。

少しでも不明点があれば、遠慮せず担当者に質問することが大切です。納得して契約を進める姿勢が、安心して新生活を始めるための土台になります。

失敗しない中古住宅(戸建て)の選び方と内見のコツ

中古の戸建ては、内見のやり方一つで見えてくる情報が大きく変わります。「なんとなくきれい」「広くて住みやすそう」といった印象だけで終わらせず、事前に見るべきポイントを整理しておきましょう。そうすることで、自分たちに本当に合う家かどうかを見極められるようになります。

ここからは、内見時に具体的にどこをチェックすべきか、リフォームを前提にするなら何に注意すべきかのポイントを解説します。

内見時に必ず確認したい持ち物とチェックポイント

内見は、実際の暮らしを具体的にイメージする大切なチャンスです。家具の配置を測るメジャーや撮影用のスマホに加え、気づいたことを直接書き込める間取り図のコピーを準備して臨みましょう。

室内では、押入れやクローゼットの幅だけでなく奥行きまで測っておくと、布団や衣装ケースが収まるか判断しやすくなり、入居後の後悔を防ぎやすくなります。できれば家族みんなで参加して、それぞれの視点で気になるところを出し合ってみるとよいでしょう。

さらに建物の中だけでなく、外観や駐車場の使い勝手、隣地との境界といった敷地全体の様子も見ておくと、より安心して検討を進められます。

ホームインスペクション(住宅診断)の活用もあり

見た目では判断しにくい部分に不安がある場合は、ホームインスペクション(住宅診断)を検討するという選択肢があります。これは専門の建築士などが、建物の劣化状況や不具合の有無を客観的にチェックするサービスです。

すべての物件で実施する必要はありませんが、築年数が経過している場合や構造部分を確認したい場合には、判断の材料になります。購入の最終判断を下す前に利用することで、購入後の予期せぬトラブルを防ぎやすくなるでしょう。

費用は調査範囲によって異なりますが、一般的には数万円から十数万円程度です。物件価格と比較したうえで、第三者の専門的な視点を取り入れるかどうかを検討してみてください。

リフォーム前提で購入する際の注意点

中古戸建てを検討する際、「リフォームで自分好みに変えれば大丈夫」と考える方も少なくありません。しかし、すべての物件で希望どおりの工事ができるわけではない点に注意が必要です。

建物の構造によっては、構造上外せない壁があったり、水回りの位置を大きく移動できなかったりすることもあります。間取りの変更を予定している場合は、購入を決める前にそのプランが実現可能かどうかを確認しておきましょう。

また、予算についても事前にイメージしておくことが大切です。表面的な内装だけで済むのか、配管や下地まで直す必要があるのかで、かかる金額は大きく変わります。理想のイメージだけでなく、現実的な補修範囲も視野に入れておくと、資金計画を立てやすくなるでしょう。

中古住宅購入後によくある失敗・トラブル事例

中古住宅の購入は、新築にはない魅力がある一方で、住み始めてから「こんなはずではなかった」と後悔するケースも少なくありません。理想の住まいを手に入れるために、あらかじめ起こりやすいトラブルを知り、対策を練っておきましょう。

住み始めてから発覚する修繕トラブル

中古住宅では、入居直後には気づかなかった不具合が後から見つかることがあります。例えば、雨漏りによって屋根や壁の内部まで腐食が進んでいたり、古い配管が詰まって大がかりな交換工事が必要になったりするのは代表的なトラブルです。

また、入居早々に給湯器が動かなくなり、買い替えを余儀なくされるといったケースも珍しくありません。これらは生活の根幹に関わる部分であるため、修繕を後回しにすることが難しく、結果として修繕費が想定以上に膨らんでしまう原因となります。

リフォーム費用が予算オーバーする失敗

「リフォームすればきれいになる」という前提で購入したものの、工事を始めてから予算を大幅に超えてしまうことがあります。特に、解体して壁を剥がしてみたらシロアリ被害が見つかったり、配管や配線の劣化が激しく追加工事が発生したりといった、目に見えない部分での出費には注意が必要です。

さらに、理想を追求してこだわりや希望を次々に追加していくうちに、当初の計画よりも総額が跳ね上がってしまうこともあります。リフォーム費用は物件の購入代金と同じくらい慎重に見積もっておきましょう。

生活してから気づく「住みにくさ」

家そのものに欠陥がなくても、間取りや環境が自分たちのライフスタイルに合っていないことで「住みにくさ」を感じる場合もあります。内見のときには気づかなかった騒音や日当たりの悪さ、あるいは家事動線の不便さが、日々の積み重なるストレスになることも考えられます。

特に子育て世帯では、子ども部屋への動線がリビングを介さないため様子を把握しにくかったり、反対にリビングの隣に子ども部屋があることでテレビの音などが響き、勉強に集中できなかったりといった失敗談も聞かれます。

住み始めてからの後悔を減らすには、将来の家族の変化まで見据えたシミュレーションが大切です。

中古住宅購入で後悔しないために大切な考え方

「完璧な中古住宅」に出会うことは簡単ではありませんが、物件数そのものは多いため、考え方次第で理想に近い住まいを見つける可能性はぐっと高まります。後悔しないためには、自分たちにとって「譲れないポイント」と「妥協できるポイント」を整理し、優先順位をつけて探すことが大切です。

また、契約前に少しでも感じる不安点はすべて洗い出し、一つずつ解消しておきましょう。例えば、建物の劣化状況やリフォームの可否など、事前に確認すべきポイントを正しく把握しておくだけでも、購入後の予期せぬトラブルは未然に防げます。

専門的な知識がなくても、見るべき場所を知っているだけで回避できる失敗は多いため、事前の準備を惜しまないようにしましょう。

中古住宅探しならウスイホームへ

横浜・湘南・横須賀エリアで物件をお探しなら、1976年創業のウスイホームにぜひご相談ください。地元密着で長年培ってきたネットワークを活かし、お客様のご希望に寄り添った物件探しをサポートいたします。

単に物件をご紹介するだけでなく、建物の状態を確認するインスペクションの相談や、購入後のリフォームまで一括して対応することが可能です。

まだ検討を始めたばかりで具体的なイメージが固まっていない段階でも大丈夫ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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中古住宅(戸建て)はポイントを押さえれば失敗しにくい

中古戸建ての購入を成功させるカギは、事前の丁寧な確認にあります。はじめてのことで戸惑う部分もあるかと思いますが、事前に「どこを見るべきか」を知っておくだけでも、冷静に物件を判断できるようになります。今回ご紹介した内見時に確認すべきポイントなどを参考に、物件の本当の価値をしっかり見極めていきましょう。

納得のいく住まい探しのために、まずは些細なことでも気兼ねなく話せる相談先を見つけておくと心強くなります。わからないことや心配なことがあれば、プロの視点を持つ不動産会社を上手に活用し、自分たちにぴったりの暮らしを形にしていきましょう。

監修者 海沼 仁(カイヌマ ヒロシ)
ウスイホーム株式会社 代表取締役社長

【経歴】
大学時代は不動産評価論を専攻。
卒業後、1997年にウスイホーム株式会社入社。売買仲介部門の新人賞を受賞。
2001年、新店の上大岡店店長に就任。以降、各店店長を歴任。特に新店舗の立ち上げを得意とし、後にエリアマネージャーに抜擢される。
2012年より取締役に就任。主に横浜、湘南エリアでの商圏拡大に尽力している。
2021年には創業45周年を機に、SDGs推進に取り組む「ウスイグループSDGs宣言」を制定。地域貢献活動にも力を入れている。
2025年4月、ウスイホーム株式会社代表取締役社長に就任。

地域密着型営業で築き上げてきた不動産業界のキャリアと実績から、顧客の信頼も厚く、幅広い人脈を持つ。著名人・有名人からの相談や紹介も多い。

【資格】
宅地建物取引士
CPM(米国不動産経営管理士)
日本RSP協会 不動産仲介士 試験問題監修委員
執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム
1976年に神奈川県で創業。お客様と地域の発展のため、横浜・湘南・横須賀エリアで戸建て購入のお手伝いをさせて頂いております。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、新築戸建てや中古戸建てを購入・検討する際に役立つ情報を発信しています。
お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact