中古マンション購入の契約の流れは、一般的に「①ローン事前審査→②資金計画→③物件探し→④購入申し込み→⑤売買契約→⑥ローン本審査→⑦決済・引き渡し」という7つのステップです。
あらかじめ全体の流れを理解することで、何を準備するかが分かりスムーズに手続きを進められます。
この記事では、次の内容を分かりやすく解説します。
- 中古マンション購入から契約までの基本的な流れ
- 契約前に準備しておきたいこと
- 契約から引き渡しまでの期間の目安
- 中古マンション契約時の注意点
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目次
中古マンション購入の流れを7つのSTEPで解説

中古マンションの購入は、資金計画から始まり、売買契約や住宅ローンの手続きを経て、物件の引き渡しとなります。
ステップごとに何をするかと、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
【STEP1】住宅ローンの事前審査を受ける
中古マンション購入の流れの1つ目は、住宅ローンの事前審査です。
事前審査では、金融機関が年収などをもとに、借入可能かどうかを確認します。審査に必要な期間は即日~1週間程度です。
【ポイント!】事前審査を受けることで、借入可能額や金利が把握できるため、資金計画が立てやすくなります。
また気に入った物件が見つかった際に、売主に対する「支払い能力の証明」になるため、契約を有利に進められる可能性が高まります。
なお、事前審査を通っても必ず借りる必要はなく、本審査で別の銀行を選び直すことも可能です。
ただし、本審査で必ず通過できるとは限らない点には注意しましょう 。
【STEP2】資金計画を立てる
中古マンション購入は、無理のない資金計画を立てることから始めます。
現実的な価格帯の物件に絞って探せるため、迷いを減らしてスムーズに購入を進めやすくなります。
資金計画では、物件価格だけでなく、諸費用や購入後にかかる維持費の検討も必要です。
マンションを購入する場合には次のような費用が発生します。
■マンション購入時にかかる費用
| 費用がかかる時期 | 内容 |
| 購入時 | 仲介手数料・登記費用・住宅ローンの手数料・火災保険料・固定資産税の精算金など |
| 購入後 | 管理費・積立金(毎月)・不動産取得税(購入後4~6か月後)・固定資産税(翌年より毎年)・設備などのメンテナンス費用など |
これらの費用は、物件価格とは別に必要になるため注意しましょう。
【STEP3】物件探しと内見を行う
資金計画の目安が決まったら、エリアや間取りなどの希望条件を整理して、希望条件に合う中古マンションを探し、内見を行います。
すべての希望を叶える物件に出会えることはまずないため、優先順位を決めることが大切です。
よくある希望の条件は下記のような項目です。
- エリアや駅からの距離
- 周辺施設(学校、スーパー、病院など)
- 間取りや広さ
- 設備や築年数
- マンションの管理(管理人の有無・オートロックなど)
内見では、室内の状態だけでなく、建物の管理状況や周辺環境などもあわせてチェックが必要です。
【STEP4】購入申し込みを行う
希望に合う物件が見つかり、購入の意思が固まったら、購入申し込み(買付証明書の提出)を行います。
購入申し込みは、売主に対して「物件を購入したい」という意思と希望の条件を正式に伝える手続きです。
購入申込書には次のような条件を記載します。
- 購入希望価格
- 引き渡し希望時期
- 住宅ローンの利用予定
- その他の希望条件
書類の作成や売主との価格交渉や引き渡し条件の調整は、不動産会社が間に入り進めてくれるのが一般的です。
買主は担当者と打ち合わせを行い、希望条件を整理して伝えることが大切です。
【STEP5】売買契約を締結する
売主との条件がまとまったら、いよいよ売買契約を締結します。契約の前には、不動産会社から、物件や契約内容について詳しい説明(重要事項説明)を受けます。
売買契約時の手続きには次のようなものがあります。
- 重要事項説明の確認
- 売買契約書の締結
- 手付金の支払い
- 仲介手数料の一部支払い
手付金は、一般的に物件価格の5〜10%程度が目安とされ、現金で支払いますが、最近は振り込みのケースも見られます。
手付金は、最終的に購入代金の一部として充当されます。ただし、まだローンを借りていないため、ここでは自己資金が必要です。
物件や条件などの疑問点があれば、契約までに質問し、解決しておきましょう。
【STEP6】住宅ローンの本審査と契約
売買契約が完了した後、住宅ローンの本審査を受けます。
本審査では、物件の内容や買主の収入状況などを詳しく確認し、正式に融資の可否が判断されます。ローンの本審査の期間は、一般的に1〜3週間程度が目安です。
本審査に通れば、金融機関と住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)を締結します。
この契約を経て、引き渡し日に、金融機関から売主へ融資金が振り込まれる仕組みになります。
【STEP7】決済と物件の引き渡し
住宅ローンの契約が完了したら、いよいよ決済と物件の引き渡しです。この手続きが完了すると、正式にマンションの所有者となります。
決済当日は、主に次の手続きが行われます。
- 残代金の支払い(手付金を差し引いた金額)
- 所有権移転登記の手続き(司法書士が行う)
- 固定資産税や管理費などの精算
- 仲介手数料残金の支払い
- 鍵の受け取り
所有権移転登記の費用(登記費用)は、一般的に買主の負担です。
また、固定資産税や管理費、修繕積立金などは、引き渡し日を基準に売主と日割りで精算されます。
すべての手続きが完了すると、鍵を受け取り、新しい住まいとして利用できるようになります。
中古マンション購入前(契約前)に準備しておくこと

中古マンション購入の契約をスムーズに進めるためには、必要な「こと(資金計画など)」と「もの(書類など)」を早めに準備するのがポイントです。
準備が整っていると、焦らず余裕を持って契約に進めます。
自己資金と購入に必要な額をしっかり把握
中古マンションを購入する前に、まずは自己資金と年収、そして購入に必要な金額を正確に把握しておきましょう。
自己資金は、手付金や諸費用、購入後の生活費の予備費にも充てる必要があります。
そのうえで、住宅ローンの返済が家計に無理なく収まるかどうかを確認することが重要です。
住宅ローンの返済や購入後の生活に余裕を持たせるように、無理のない資金計画を立てましょう。
一般的には、住宅ローンの年間返済額は、年収の20〜25%以内に収めると無理なく返済できるといわれています。
さらに、中古マンション購入後には、管理費や固定資産税、設備のメンテナンス費用などの維持費も継続して発生します。
これらの費用も見込みながら、長期的な資金計画を立てておくことが大切です。
中古マンション購入で契約時の必要書類
中古マンション購入では、さまざまな手続きの場面で書類の提出が必要です。
あらかじめ必要書類を確認し、早めに準備しておくことで、手続きをスムーズに進めやすくなります。
主な必要書類は、手続きのタイミングごとに異なります。次の表で、必要な書類の目安を確認しておきましょう。
■マンション購入時のタイミング別必要書類
| タイミング | 必要書類・印鑑など |
| 購入申し込み時 | ・本人確認書類(運転免許証など) ・印鑑(認印) ・購入申込書(不動産会社が用意) |
| 住宅ローン事前審査時 | ・本人確認書類 ・収入証明書 ・源泉徴収票(会社員) ・確定申告書(自営業の方) ・勤務先情報 ・他の借入状況がわかる書類 ※金融機関によって必要な書類が多少異なります |
| 売買契約時 | ・本人確認書類 ・印鑑(実印) ・印鑑証明書 ・手付金 |
| 住宅ローン本審査・契約時 | ・住民票 ・印鑑証明書 ・収入証明書(最新) ・売買契約書 ・物件資料 ・金融機関指定の書類 |
| 引き渡し時 | ・実印 ・印鑑証明書 ・住民票(登記用) ・通帳 ・銀行印 ・本人確認書類 |
マイナンバーカードがあれば、住民票や印鑑証明書はコンビニで取得できる場合もあります。ただし、源泉徴収票は一般的に勤務先へ再発行の依頼が必要です。
希望条件の整理
中古マンション探しをスムーズに進めるためには、あらかじめ希望条件を整理しておきましょう。
条件があいまいなまま物件探しを始めると、時間がかかるだけでなく、判断に迷う原因になります。
希望条件は、家族で話し合いながら整理しておきましょう。
主な検討項目の例は、次のとおりです。
- 通勤・通学の利便性・駅からの距離
- マンションの築年数や設備の状況
- 学校、スーパー、病院、騒音、治安などの周辺環境
- 間取りや広さ、日当たり、風通し、動線
- 駐車場の有無(車を所有している場合)
まず、「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」に分け、それぞれの中で優先順位を決めて書き出しましょう。
整理した希望条件は、物件選びで迷ったときの判断基準として役立ちます。
一般的には、全体の7割程度の条件を満たす物件を目標にするのが現実的です。
中古マンションの契約までの期間はどれくらい?

中古マンションの購入では、期間を大きく左右するのが物件探しです。物件が決まれば、購入申し込みから契約までは、1~2週間が目安です。
■全体の流れと必要期間の目安
| 工程 | 期間の目安 |
| 物件探し | 数週間〜数か月 |
| 購入申し込み〜契約 | 約1〜2週間 |
| 契約〜引き渡し | 約1〜2か月 |
| 全体 | 約1〜3か月程度 |
※物件の条件やローン審査状況によって期間は変動します。
物件探しにかかる期間
中古マンション購入の中で、最も期間に差が出るのが物件探しです。
早ければ数週間で決まることもありますが、一方で、条件にこだわる場合には、数か月以上かかるケースも少なくありません。
希望条件が明確になっているほど、物件選びはスムーズに進みやすくなります。事前に条件に優先順位をつけておくことが、期間短縮のポイントです。
契約から引き渡しまでの期間
売買契約を締結してから物件の引き渡しまでは、約1〜2か月程度が一般的な目安です。
この期間には、住宅ローンの本審査や契約手続き、決済の準備、売主が居住中であれば引っ越しなども行われます。
住宅ローンを利用する場合、本審査には通常1〜3週間程度かかります。
引き渡し後にリフォームやリノベーションを予定している場合は、その工事期間も含めてスケジュールを立てておくと安心です。
入居時期が遅れる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。
中古マンション契約時の注意点

中古マンションの売買契約は、購入の中でも特に重要な手続きです。ここでは、契約時に押さえておきたい代表的な注意点を解説します。
重要事項説明書は必ず確認する
売買契約の前には、不動産会社から「重要事項説明書」の説明を受けます。
重要事項説明書は、物件の状態や管理状況、法的な制限など、購入判断に関わる重要な情報が記載されている重要な書類です。
担当者が内容を読み上げながら説明してくれますが、初めての購入では緊張もあり、説明の内容を十分に理解できないこともあります。
わからない用語や、引っかかりを感じた条件はその場で遠慮せずに質問しましょう。
担当者は多くの説明の経験を持っていますので、遠慮したり、理解できたふりをしたりする必要はありません。疑問を残さず、理解したうえで契約することが大切です。
手付金の取り扱いを理解する
売買契約時には、手付金を支払うのが一般的です。手付金は契約を成立させるとともに、「手付解除」の役割もあります。
手付解除とは、一般的に契約書で定められた「手付解除期日」まで、かつ相手方が契約の履行に着手する前であれば、買主・売主の双方が契約を解除できる制度です。
買主が解除する場合は手付金を放棄し、売主が解除する場合は手付金の倍額を返金する必要があります。
なお、住宅ローンを利用する場合は、「ローン特約」があれば、審査が通らなかった際に手付金が戻り契約を解除できるのが一般的です。
この特約が契約書にあるかどうかは、必ず確認しておきましょう。
手付解除期間を過ぎてのキャンセルはどうなる?
売買契約後でも、手付解除期日までは契約の解除が可能です。
ただし、期日を過ぎると原則として自由にキャンセルできなくなり、違約金が発生する可能性があります。
違約金についても、通常契約書に記載されているため、事前に確認しておくことが大切です。
その内容によって異なりますが、一般的には売買代金の10〜20%程度が目安とされています。
また、住宅ローンを利用する場合の「ローン特約」の期限や条件をしっかり理解しておくことも重要です。
マンション購入をお考えならウスイホームにご相談ください

中古マンションの購入は、物件選びだけでなく、契約や住宅ローン、必要書類の準備など、多くの手続きが発生します。
不動産会社へ早めに相談して、アドバイスをもらいながら進めることが安心につながります。
ウスイホームは1976年創業以来、横浜・湘南・横須賀エリアを中心に地域密着で不動産サービスを提供してきました。
豊富な実績があるため、初めての中古マンション購入のお客様へも、流れや注意点を丁寧にご説明し、安心して進められるようサポートいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
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中古マンション購入の流れを理解して安心して契約を進めよう

中古マンションの購入は、資金計画から物件探し、契約、引き渡しまで、多くのステップを順に進めていきます。
あらかじめ流れや期間の目安を理解しておけば、「次に何をすべきか」が明確になり、それぞれのステップで適切な判断ができるでしょう。
また、契約時の注意点や必要書類の準備などを押さえておくことで、手続きもスムーズになります。
もし不安や疑問を感じたときは、不動産会社の担当者に相談しながら着実に進めていきましょう。
| 監修者 海沼 仁(カイヌマ ヒロシ) ウスイホーム株式会社 代表取締役社長 【経歴】 大学時代は不動産評価論を専攻。 卒業後、1997年にウスイホーム株式会社入社。売買仲介部門の新人賞を受賞。 2001年、新店の上大岡店店長に就任。以降、各店店長を歴任。特に新店舗の立ち上げを得意とし、後にエリアマネージャーに抜擢される。 2012年より取締役に就任。主に横浜、湘南エリアでの商圏拡大に尽力している。 2021年には創業45周年を機に、SDGs推進に取り組む「ウスイグループSDGs宣言」を制定。地域貢献活動にも力を入れている。 2025年4月、ウスイホーム株式会社代表取締役社長に就任。 地域密着型営業で築き上げてきた不動産業界のキャリアと実績から、顧客の信頼も厚く、幅広い人脈を持つ。著名人・有名人からの相談や紹介も多い。 【資格】 宅地建物取引士 CPM(米国不動産経営管理士) 日本RSP協会 不動産仲介士 試験問題監修委員 |
| 執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム 1976年に神奈川県で創業。横浜・湘南・横須賀エリアで中古マンション購入のお手伝いをさせて頂いております。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、マンション購入を検討する際に役立つ情報を発信しています。 お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact |