注文住宅

上棟とは?上棟式の流れ・費用・ご祝儀・マナーまで徹底解説

公開日: 最終更新日:
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家づくりを進めていると、「もうすぐ上棟ですね」といった説明を受けるタイミングがあります。

はじめて注文住宅を建てる方にとっては、「上棟とはどんな工程なのか」「当日は何をするのか」と気になることも多いのではないでしょうか。

上棟は、柱や梁などの骨組みを組み上げ、家の形が一気に立ち上がる大切な工程です。

一方で、施主として何か準備が必要なのか、上棟式(じょうとうしき)は行った方がよいのかなど、迷うポイントも少なくありません。

本記事では、上棟の基本的な意味から当日の流れ、施主として知っておきたい準備や上棟式の考え方まで、はじめての方にもわかりやすく解説します。

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上棟とは?

家を建てる工程の中で「上棟」という言葉を聞くことがありますが、具体的にどの段階を指すのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

上棟は、家の骨組みが一気に組み上がり、建物の形が見えてくる節目の工程です。

ここでは、上棟の基本的な意味や実際に行われる作業、当日の流れについてわかりやすくご紹介します。

上棟とは「建物の骨組みが完成する日」のこと

上棟とは、柱や梁(はり)などの構造材を組み上げ、建物の最も高い位置にある「棟木(むなぎ)」を取り付ける工程、またはその日を指します。「棟上げ」や「建前(たてまえ)」と呼ばれることもあります。

家づくりでは、基礎工事の段階までは建物の形がほとんど見えません。しかし上棟の日には、柱や梁が組み上がり、家の骨組みが一気に立ち上がります。

図面や基礎だけだった状態から、はじめて家の形が見えてくる瞬間でもあり、施主にとって家づくりを実感しやすい大きな節目となる日です。

上棟の具体的な作業内容

上棟では、建物の骨組みとなる構造部分を組み立てていきます。

あらかじめ工場で加工された木材を使い、大工さんたちがチームで作業を進めるため、短時間で家の形ができあがっていきます。

主に行われる作業は次のとおりです。

  • 柱を立てる
  • 梁を組む
  • 棟木を取り付ける
  • 屋根の下地となる野地板を張る

住宅の規模や工法にもよりますが、これらの工程が進むことで、基礎だけだった現場に建物の骨組みが現れます。

朝と夕方で現場の様子が大きく変わるため、家づくりの進み具合を実感しやすい工程といえるでしょう。

上棟当日のスケジュール例

上棟当日は、多くの場合朝から作業が始まり、夕方までに骨組みを完成させる流れで進みます。

現場の人数や建物の大きさによって多少前後しますが、一般的な流れは次のようなイメージです。

  1. 朝:大工さんが集合し作業開始
  2. 午前:柱や梁を組み上げる
  3. 昼ごろ:建物の骨組みが見えてくる
  4. 午後:棟木の設置や屋根下地の施工
  5. 夕方:作業完了・片付け

住宅の規模によっては、外壁の下地や屋根の下地まで進むこともあります。

朝は基礎の上に材料が並んでいるだけだった現場が、夕方には家の形になっていることもあり、施主にとっては家づくりが大きく進んだことを実感できる一日になるでしょう。

新築の上棟式とは?

上棟のタイミングで行われる行事として、「上棟式(じょうとうしき)」があります。

名前は聞いたことがあっても、実際にはどのような意味があり、どのようなことをするのかイメージがわかない方も多いかもしれません。

ここでは、上棟式の基本的な意味や一般的な流れ、最近の傾向について紹介します。

上棟式とは何をする儀式なのか

上棟式とは、建物の骨組みが完成したことを祝い、これからの工事の安全を祈願するために行われる行事・儀式のことです。家づくりの節目に行われる行事のひとつとされています。

注文住宅では、主な節目となる行事として「地鎮祭」「上棟式」「竣工式」などがあります。

中でも上棟式は、建物の骨組みが完成したタイミングで行われるため、家づくりが大きく進んだことを実感しやすい場面でもあります。

ただし、最近では上棟式を簡略化するケースも増えています。

形式にこだわった儀式を行うというよりも、大工さんや職人さんへ感謝を伝える機会として、簡単な挨拶や手土産だけで済ませるご家庭も少なくありません。

上棟式の一般的な流れ

上棟式は、上棟作業がある程度進んだあと、夕方ごろに行われることが多い行事です。

柱や梁などの骨組みが組み上がり、家の形が見えてくる頃に行われるのが一般的です。

最近では、形式を簡略化した「簡易上棟式」で行うケースも増えています。一般的な流れは次のような形です。

  1. 工事の安全を願う飾り(御幣)を現場に設置する
  2. 建物の四隅を清め、工事の安全を祈願する
  3. 参加者で手を合わせて安全祈願を行う
  4. 施主が挨拶をし、簡単な乾杯を行う
  5. 最後に手締めをして式を終える

地域や施工会社によって内容は多少異なりますが、大きな流れはこのような形です。

事前に施工会社と相談しておくと、当日の進め方や準備についても安心して確認できます。

上棟式は必ずやらなければいけない?

先述の通り、上棟式は必ず行わなければならないものではありません。

最近では、式を行わなかったり、簡単な形で済ませたりする家庭も増えており、背景には費用や準備の負担をできるだけ抑えたいという施主の考えがあります。

また、施工会社によっては、上棟式を特に行わない方針としている場合も少なくありません。

一方で、昔ながらの風習を大切にしたいという思いから、上棟式を行う家庭もあります。

地域の慣習やご家族の考え方によって判断されることもあり、親や親族から希望が出るケースもあるでしょう。

上棟式の費用目安はいくら?

上棟式にかかる費用は、どの程度の規模で行うかによって大きく変わります。

簡単な形で行う場合もあれば、神主を招いて正式な儀式を行う場合もあり、内容によって準備するものや費用が異なります。

ここからは、上棟式の費用の目安やご祝儀の相場について解説します。

上棟式の費用の目安と相場

上棟式にかかる費用は、式の内容や準備するものによって変わりますが、簡易的に行う場合は1万円〜5万円程度、本格的に行う場合は5万円〜15万円程度がひとつの目安とされています。

最近では、神主を呼ばずに簡単な形で行う家庭も多く、比較的費用を抑えて上棟の日を迎えるケースも増えています。

参加人数や準備する内容によって費用は前後するため、事前に施工会社と相談しておきましょう。

簡易的な上棟式と本格的な上棟式では、主に次のような費用がかかります。

項目簡易的な上棟式(1万〜5万円程度)本格的な上棟式(5万〜15万円程度)
お供え物・お清め
(酒・塩・米など)
数千円程度約1万円程度(お供え物一式)
食事・飲み物基本なし(差し入れ程度)1人:2,000〜3,000円程度
手土産基本なし3,000円程度
ご祝儀棟梁:1万〜3万円程度棟梁:1万〜3万円程度
心付け大工さん:3,000円〜1万円程度大工さん:3,000円〜1万円程度

このように、簡易的な上棟式ではお清めや手土産程度で済ませることが多く、比較的費用を抑えられます。

一方、本格的に行う場合は、お供え物や食事、差し入れなどを準備するため、費用が高くなる傾向があります。

なお、地域の慣習や施工会社の方針によって、上棟式の内容や準備するものが異なる場合もあります。準備を進める前に、施工会社へ確認しておくと安心です。

上棟式のご祝儀の相場はいくら?

上棟式では、大工さんや職人さんへ感謝の気持ちとしてご祝儀を渡すことがあります。

ただし、必ず用意しなければならないものではなく、最近では渡さないケースも増えています。

また、施工会社の方針によっては、会社として受け取らない場合もあります。

金額の目安は前述のとおりですが、一般的には棟梁や現場監督には1万円〜3万円程度、その他の職人さんには3,000円〜1万円程度を包むことが多いとされています。

あくまで感謝の気持ちとして渡すものなので、無理のない範囲で準備するとよいでしょう。

ご祝儀は、紅白の蝶結びの水引がついた祝儀袋に入れるのが一般的です。表書きには「上棟御祝」「御祝」「御祝儀」などと書き、下段に施主の名前を書いて渡します。

手土産の準備は任意だが、関係者や大工さんへのお礼の言葉は必須

手土産は、必ず用意しなければならないものではありません。

最近では、飲み物や軽い手土産だけにする家庭も多く見られます。大切なのは形式よりも感謝の気持ちです。

「本日はありがとうございます」「これからもよろしくお願いします」といった一言を直接伝えることが、何よりのお礼になるでしょう。

【上棟当日のマナー】手土産・挨拶・服装について

上棟当日は、多くの大工さんや職人さんが現場に集まり、家の骨組みを一気に組み上げる大切な日です。

施主として「手土産は必要?」「挨拶はどうすればいい?」「どんな服装で行けばいい?」と迷う方も多いでしょう。

ここでは、上棟当日に知っておきたい手土産や挨拶、服装の基本的なマナーを紹介します。

手土産は必要?

手土産は必ず用意しなければならないものではありませんが、感謝の気持ちを伝える方法として準備する方も多いです。

用意する場合は、ペットボトルのお茶やスポーツドリンクなどの飲み物、個包装のお菓子などが定番です。作業の合間に取りやすいものを選ぶと喜ばれやすいでしょう。

お弁当を差し入れるケースもありますが、現場によっては食事の用意が決まっていることもあります。手土産の内容は、事前に施工会社へ確認しておくとよいでしょう。

大工さん・棟梁への挨拶はどうすればいい?

上棟当日に現場へ行く場合は、職人さんがそろう朝の時間帯に簡単な挨拶をするのが一般的です。

ただし作業前は忙しい時間でもあるため、長く引き止めないよう短く伝えることを心がけましょう。

挨拶の内容は「本日はよろしくお願いいたします」「安全に工事が進むようお願いいたします」といった一言で十分です。

手土産を用意している場合は、お昼休みや式が終わった後など、作業の区切りのよいタイミングで渡すとスムーズでしょう。現場責任者や担当者に声をかけてから渡すと安心です。

なお、子どもと一緒に家族で現場を訪れても問題ありません。無理に形式ばる必要はなく、家族みんなで感謝の気持ちを伝えることが大切です。

上棟当日の服装マナー

上棟当日の服装は、特別にフォーマルである必要はなく、平服で問題ありません。ただし工事現場に行くことを考え、動きやすく安全な服装を心がけましょう。

現場では木材やほこりなどで服が汚れることもあるため、汚れても気にならない服装を選ぶと安心です。

足元は、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。ヒールやサンダルは、足場が不安定な場所では危険なため避けた方がよいでしょう。

また、派手なアクセサリーや高価なバッグなども、安全面の観点から控えるのが無難です。

子どもが参加する場合も、動きやすい服装とスニーカーを選ぶとよいでしょう。

上棟式をしない場合の最低限マナーと対応

最近では上棟式を行わない家庭も増えていますが、何もしなくてもよいというわけではありません。

上棟の日に現場へ足を運び、簡単な挨拶をするだけでも十分に感謝の気持ちは伝わります。

飲み物などの簡単な手土産を用意する家庭も多く、無理のない範囲で対応するとよいでしょう。

また、上棟当日は資材の搬入やトラックの出入りなどで、周辺が少しにぎやかになることもあります。

可能であれば、事前に近隣へ「工事が始まります」と挨拶しておくと、引っ越し後の関係づくりにもつながるでしょう。施工会社とも事前に流れを確認しておくと安心です。

上棟に関するよくある疑問Q&A

上棟を迎えるにあたり、「当日は立ち会った方がいい?」「雨が降ったらどうなるの?」など、気になることがいくつも出てくるものです。はじめての家づくりでは特に不安に感じる方も多いでしょう。

ここでは、上棟に関してよくある疑問について、事前に知っておきたいポイントをQ&A形式で紹介します。

上棟の日は立ち会うべき?

上棟の日に必ず立ち会わなければならないわけではありません。

ただし、可能であれば短時間でも現場に立ち寄り、家が形になっていく様子を見る方も多いです。

家づくりの大きな節目でもあり、完成への実感がわきやすいタイミングでもあります。

仕事などの都合で長くいられない場合でも問題ありません。施工会社と相談すれば、短時間だけ立ち会う形でも対応してもらえることがほとんどです。

子どもと一緒に行く場合は、安全面に十分配慮し、無理のない範囲で見学するとよいでしょう。

雨の場合はどうなる?

上棟当日は天候が気になるという方も多いですが、多少の雨であれば作業は予定通り行われることが一般的です。

木材が多少濡れても問題ないように対策されているため、小雨程度であれば工事に大きな影響はありません。

ただし、大雨や強風など安全面に影響がある場合は、日程が延期されることもあります。

判断は施工会社や現場の職人さんが行うため、天候が不安な場合は事前に確認しておきましょう。

平日でも問題ない?

上棟は平日に行われることが多く、特に問題はありません。

現場で作業する大工さんや職人さんは土日休みの場合が多いため、平日にスケジュールが組まれることが一般的です。

当日に現場へ行く場合は、訪問する時間を事前に施工会社と相談しておくとスムーズでしょう。

両親は呼ぶべき?

上棟の日に両親を呼ぶかどうかは特に決まりはないため、家族の都合や考え方に合わせて判断して問題ありません。

家づくりの節目として一緒に見てもらいたいと考える方もいれば、施主の家族だけで見守るケースもあります。

無理に呼ぶ必要はないため、それぞれの家庭の事情に合わせて決めるとよいでしょう。

注文住宅のことならウスイホームへ|上棟前後の不安もまとめて相談

1976年創業のウスイホームは、横浜・湘南・横須賀エリアを中心に地域密着で住まいづくりを行ってきました。

上棟式についても、地域の風習や一般的な進め方をご紹介することはありますが、開催を強要することはありません。

実際には、地域の風習や施主様のご意向によって、開催するかどうかを判断されるケースが一般的です。

ウスイホームでは、施主様の考えや状況に合わせて柔軟にご提案していますので、段取りの確認だけでもお気軽にご相談ください。

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上棟を正しく知り、安心して当日を迎えよう

上棟は、柱や梁が組み上がり、家の骨組みが形になる家づくりの大きな節目です。

この日を境に、図面だった住まいが一気に立体として見えてくるため、家づくりの実感がわきやすいタイミングでもあります。

以前は上棟式を行うことが一般的でしたが、最近では簡略化したり、式を行わないケースも増えています。

大切なのは、施主や家族にとって無理のない形で家づくりを進めることです。

当日に向けては、施工会社と連絡を取り、流れや準備を事前に確認しておくことがポイントです。

気になることがあれば早めに相談し、安心して上棟の日を迎えましょう。

監修者 海沼 仁(カイヌマ ヒロシ)
ウスイホーム株式会社 代表取締役社長

【経歴】
大学時代は不動産評価論を専攻。
卒業後、1997年にウスイホーム株式会社入社。売買仲介部門の新人賞を受賞。
2001年、新店の上大岡店店長に就任。以降、各店店長を歴任。特に新店舗の立ち上げを得意とし、後にエリアマネージャーに抜擢される。
2012年より取締役に就任。主に横浜、湘南エリアでの商圏拡大に尽力している。
2021年には創業45周年を機に、SDGs推進に取り組む「ウスイグループSDGs宣言」を制定。地域貢献活動にも力を入れている。
2025年4月、ウスイホーム株式会社代表取締役社長に就任。

地域密着型営業で築き上げてきた不動産業界のキャリアと実績から、顧客の信頼も厚く、幅広い人脈を持つ。著名人・有名人からの相談や紹介も多い。

【資格】
宅地建物取引士
CPM(米国不動産経営管理士)
日本RSP協会 不動産仲介士 試験問題監修委員
執筆者 ウスイホーム株式会社 広報チーム
1976年に神奈川県で創業。知識・経験ともに豊富な社員が在籍しており、横浜・湘南・横須賀エリアで注文住宅に関するあらゆるお手伝いを行っています。長年にわたり蓄積してきた知見を活かし、注文住宅を検討する際に役立つ情報を発信しています。
お問い合わせURL https://www.usui-home.com/contact

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